Leçon83 Les vacances en 2020
- Main Visual
- DIALOGUE
- PhilippeEnfin l’approche des vacances d’été !
- KarineTu viens de rester 2 mois chez toi, et tu as déjà envie de partir en vacances ?
- PhilippeJustement je suis tellement resté cloitré à la baraque que j’ai envie de partir le plus loin possible.
- KarineAh bah tu vas pas pouvoir aller bien loin.
- PhilippePourquoi ?
- KarineT’es pas au courant ? On a pas le droit d’aller au-delà de 100 km de son domicile.
- PhilippeComment ?! T’es sûr de ça ?
- KarineAhah oui oui ! C’est pas de chance tu habites à Paris, tu vas pas pouvoir aller bien loin.
- PhilippeDonc on ne pourra pas profiter de la maison de vacances à L’île de Ré cette année ?
- KarineEt ouai… Remarque moi non plus… Mais j’ai l’avantage d’avoir l’océan pas très loin.
- PhilippeEt moi Paris-Plages, sauf que cette année avec ce fichu corona on pourra même pas y aller !
- KarineJe peux t’envoyer du sable dans une enveloppe si ça peut te faire plaisir !
- PhilippeAh ah ah très drôle… Fait pas ta crâneuse !
- VOCABULAIRE
approche (f) 近づくこと、接近 avoir envie de ~が欲しい、したい justement まさに、ちょうど、だから、だからこそ cloîtré, -e 閉じこもった、隠遁した、修道院にこもった
cloîtrer:~を閉じ込める、隔離する、修道院に入れるbaraque (f) [話] 家、仮小屋、バラック、あばら家 avoir le droit de ~する権利を持つ au-delà de ~以上に、を超えて、の向こうに、を越えて être sûr de ~について確かである、確信している profiter de [話] ~で楽しく過ごす、~を利用する、 maison de vacances (f) 別荘 remarque [話] 言っとくけど avoir l’avantage de ~という利点がある sauf que + 直接法 ~ということを除けば、~であること以外には fichu, -e だめになった、嫌な、ひどい sable (m) 砂 faire plaisir à ~を喜ばせる、楽しませる crâneur, -se [話] 虚勢を張る(人)、空いばりする(人)
faire le crâneur :粋(いき)がる、いいところを見せるようとする- POINT
【コラム:コロナ禍におけるフランスでの移動制限】
(このコラムは2020年7月時点での情報をもとに執筆しています。)
新型コロナウイルスの影響によるフランスでの移動制限は日本と違い、罰金も取られる厳格なものなのですが、その厳しい制限の一つが本文にもでてきた「移動は自宅から100kmに限る」というものです。
これでも緩和されたほうで、一番厳しいときは必要最低限の買い物や病院等への外出のみが許可され、散歩やジョギングも自宅から1km以内に制限されていました。
しかも、証明書や身分証明書の持参がないと罰金。それが第1段階のロックダウン解除により、5月11日からこの厳しい外出制限が少し緩和されて、自宅から100km以内なら外出特例証明書なく移動することが可能となりました。自宅から100kmより遠くへの移動には証明書が必要で、持っていないと135ユーロの罰金が科せられます。
この「自宅から100km以内」の規則は、6月2日の第2段階のロックダウン解除のときに解除となり、国内の移動制限はなくなりました。
日本と違っていろいろと証明書の携帯が必要で、非常に厳格な対応をとったフランス。
パリではラッシュ時に公共交通機関に乗るにも雇用者が発行する証明書または移動の必要性を証明する書類が必要だったり、仕事に行くにもひと苦労でした。
お願いベースの日本の対応と異なり、フランスは罰金まで科す厳しい措置を科し、コロナ拡大防止に努めましたが、緩和されるたびに感染者数が増え、対応には苦慮しています。
日本も規制緩和後に感染者数の増加がみられ、対策として何が正解だったかは判断が難しいところです。ただ、徐々に移動が自由になってきていますので、バカンスもどう過ごそうかと考える方もいるかと思います。
バカンス前に移動制限が解除になったので、本文にあるような事態は避けられましたが、フランスの感染者数は日本よりはるかに多いので、フランスに旅行の際は感染防止対策をお忘れなく。
夏はパリ市内のセーヌ河沿いでバカンス気分に!Paris-Plagesとは?
毎年7月~8月に、パリ中心を流れるセーヌ河岸が一時的に人工的なビーチへと変わる、今や夏の風物詩ともいえるパリ市長局によって運営されているイベントです。
車道を封鎖して大量の砂を敷き詰めてビーチを作ったり、水辺にプールを作って水上アクティビティが楽しめたりと、魅力あふれるイベントとなっています。
« Leçon82 Mort de George Floyd | Leçon84 Ma sœur s'est pacsée ce week-end »