Autour d'un verre à la maison

DIALOGUE

Zoé
Regarde ! Mon collègue m'a offert une bouteille de vin !

Zoé
見て。同僚がワインを1本くれたのよ。

Ciryl
Mais c'est qui ce collègue ?

Ciryl
同僚って誰のこと?

Zoé
Ça va, c'est Patrick ! ?

Zoé
大丈夫、パトリックよ。

Ciryl
Bon alors, si c'est Patrick, ça va. Et en quel honneur ?

Ciryl
そう、パトリックならいいね。だけどどうして?

Zoé
C'est pour me remercier de l'avoir aidé sur un dossier. C'est gentil non ?

Zoé
書類づくりを手伝ってあげたお礼にだって。親切よね。

Ciryl
Ça dépend, c'est quoi comme vin ?

Ciryl
場合によるね。何てワイン?

Zoé
Alors...Domaine Le Clos des Fées, il m'a dit que c'est un producteur très connu du Roussillon !

Zoé
えーと、ドメーヌ・ル・クロ・デ・フェ。ルシヨンでとても有名なワイン生産者だって言ってたわよ。

Ciryl
On va goûter ça ! Et puis ça tombe bien, il reste du fromage du week-end dernier.

Ciryl
味見してみよう。ちょうど、先週のチーズも残ってるしね。

Zoé
Je suis passée à la supérette, acheter du saucisson et une baguette.

Zoé
スーパーに寄って、ソーセージとバゲットを買っておいたわよ。

Ciryl
Tu penses qu'il faut le décanter ?

Ciryl
ワインはびんに移し替えたほうがいいかな?

Zoé
Il m'a dit qu'il valait mieux l'aérer un peu avant de le déguster.

Zoé
彼は飲む前にちょっと空気に触れさせた方がいいって言ってたわ。

Zoé et Ciryl
Santé !

Zoé et Ciryl
乾杯!

Zoé
Humm il est assez corsé !

Zoé
うーん、コクがあるわね。

Ciryl
Il est très bon, tu diras merci à Patrick !

Ciryl
とてもおいしいね。パトリックにお礼を言っといてね。

VOCABULAIRE

en quel honneur ?【話】いったいなぜ?、何(誰)のために
honneur:名誉、面目
remercierに礼を言う、感謝する
ça depend場合による、何ともいえない
connu, -e有名な
producteur, -trice生産者
goûter味見をする
tomber bienいいときに来る、いいタイミングだ(⇔ tomber mal)
superette(f) 小型スーパー
decanter(液体を)澄ます⇒ワイン(特に赤ワイン)を他の瓶に移し替えること
aérer~の換気をする、~を外気にさらす
dégusterを試飲(試食)する
corséコクのある

POINT

【フランス産ワインに関する豆知識】
最近では日本のスーパーでもフランス産ワインよりもチリ産ワインのほうを多く見かけるかと思います。
2015年にワインの輸入量はフランスを抜いて、チリが1位となり、現在もチリが2位のフランスを大きく引き離しています。
なぜチリのワインが安いかというと、日本・チリ二国間の経済連携協定(EPA)により、ワインにかかる関税を低減しているからです。通常は15%の関税をかけるところを、2016年には5.8%となり、2019年には0%になる予定です。
今後もチリ産ワインの勢いは止まりそうにありません。
しかし、金額別にみると、フランスのワインは存在感を発揮しています。
輸入量ではチリに大きく引き離されているものの、金額では輸入金額全体の50%以上をフランス産ワインが占め、断トツの1位となっています。
いかにフランスから価格の高いワインが多く輸入されているかがわかりますね。
フランス国内では安く買えるワインもたくさんあるので、フランス産ワイン=高品質、高級という日本向けのブランディングがされているのかもしれませんね。

C'est quoi comme vin ?(何てワイン?)
ビジネスではあまり使うべきではないフランクな表現で、たとえば子供同士の会話では名前の知らない子に名前を聞くときにこの表現で尋ねたりします。
"C'est quoi ton nom?(名前は何?)"

Il m'a dit qu'il valait mieux l'aérer un peu avant de le déguster.
"il vaux mieux +inf(不定詞)"で「~したほうがいい」という意味になります。便利な表現ですのでしっかり覚えて使えるようにしましょう。
<例文>
・Il vaut mieux rentrer tout de suite.(すぐ帰った方がいい)
・Il vaut mieux faire ainsi.(そうした方がいいですよ)