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KAZUMI ブログテーマ:カナダの子育て

病気になったら大変!ケベックの医療事情

[カナダの子育て] 投稿日時:2019/02/05(火) 07:00

 クリスマスも明けた年の瀬、娘がひどい風邪をひきました。仕事疲れの私がまず風邪をひき、3日も熱が下がらない状態で、それでもなんとか仕事をこなし、やっと週末休みが取れると思った矢先、今度は私の風邪が娘に移ってしまったのです。

 

  まず医者にかかるにはホームドクターに予約を入れなければなりませんが、あいにく娘はおろか、家族全員のホームドクターが決まっていません。ここケベックではホームドクター(médecin de famille)を設定しておく必要があります。サイトから申し込む方法と、自分で直接医者に頼む方法がありますが、ホームドクター決定に時間がかかることと、普段はいたって健康体な娘のことなので、ずっと後回しになっています。そもそも、ホームドクターを持っていたとしても、当日の予約が取れたなんて話は聞いたことがありません。(因みに、フランスも同じシステムで、médecin traitant と呼ばれる家庭医を決め、sécurité sociale(社会保険)に申告する必要があります。)

 

 次に来る選択肢は予約なしでも診てもらえるウォークインクリニックに行くことですが、ここは競争率が高く、朝9時オープンでも7時には寒空の中、並んで待たないといけないとか…。運良く診てもらえることになったとしても、診察は午後なんてこともあり得るそうで、まだ病み上がりとは言えない私が、40度も熱のある娘を連れて並ぶこともできず、かといって、いよいよ風邪気味の夫に頼むのも気がひけます。何と言ってもケベックの屋外はマイナスの世界。しかもこの日は朝から雪。こちらも諦めました。仕方なく家でゆっくり休むことにしましたが…。


ウォークインクリニック

 午後に入ってだんだんひどくなる娘。咳をしたいようですが、喉の痛みが激しく咳が出せません。娘もいよいよお医者さんに診てもらいたいと言い出しました。朝から並ばないとその日の診察はとても見込めないウォークインクリニックはもう手遅れ。こうなったら奥の手、お金を払って空いているクリニックを検索してくれるサイトに頼ることにしました。

Bonjour-santé

 こちらのサイトで検索すると、当日もしくは翌日に空いているクリニックを表示してくれて、予約も取れるのですが、この結果を表示させるのにお金がかかります。一回検索するごとにお金を払うか、毎月の月会費を払って、自由に検索するかのどちらかの選択になります。ところが、時は年の瀬。自宅から10キロ以内で検索しようが20キロ以内で検索しようが、空いているクリニックは「1軒も」ありません。

 

 まだまだ諦めることは出来ません。次なる手はケベック州営の電話相談、info-santé 811に電話をして、看護師のアドバイスを受けることにしました。…が、待てど暮らせど一向に電話が繋がりません。30分待っても「お待ちください」の音声が音楽とともに延々と繰り返されるのみ。いくら年末とはいえ、流石にこの対応はあり得ません。

 

 とうとう最後の手段は救急病院。友人に相談したら、小児専用の病院があるようなので、すぐ電話をすると、救急は24時間空いているとのこと。救急なので当然ですね。結局タクシーを飛ばして救急に駆け込むことにしました。


hôpital sainte-justine : wikipediaより

 モントリオールには救急病院がいくつかあるのですが、その中でも小児専用の救急病院は2軒あって、ひとつが英語系、もうひとつがフランス語系です。私たちはとりあえずフランス語系の病院に行きました。まず受付の看護師が心音を図り子供の状態を聞いて、トリアージまでのおよその待ち時間を言って、待つように指示されました。トリアージとは看護師による検診で、そこで緊急を要するかどうかの判断がなされます。大体3時間くらい待って、トリアージの検診が行われました。結果、医者に一番に診てもらうほどではないけれど、医者の判断を仰いだ方がいいということで、奥の別の待合室に案内されました。ちなみにここで緊急度が低いとさらに同じ待合室で延々と待つようです。とりあえず一歩先に進めただけちょっとホッとするも…。ここからがさらに永遠に長く感じました。

 しばらく奥の待合室で待っていると、名前が呼ばれたので診察室に入りました。しかし、診察室に入ってから、さらに1時間半も待たされました。診察室は医師の椅子と患者の硬い椅子、それに患者用の診察台しかなく、待合室で待つよりさらに辛かった!それでもなんとか耐え、ようやく医者の判断を仰ぐことが出来ました。結局病院内で薬をもらい、その薬の効果によって帰れるか病院で様子を見るかの判断が下されることになったので、薬服用後また1時間ほど待合室で待機して、結局病院を出たのは7時間後のことでした。

 

 今回は比較的重い症状だったので、もう少し早く病院行きの判断をするべきだったと反省しています。また、年末だったこともあり、通常以上に医療機関へのアクセスに時間がかかりました。それでも緊急時はウォークインクリニックか救急病院くらいしか選択肢がないし、クリニックでも病院でも待ち時間は相当なので、やはり普段から健康に気をつけて過ごすのが一番です。

 因みに、こちらでの唯一の利点は、健康保険に加入していれば医療が無料で受けられることでしょうか?


KAZUMI

誕生日パーティーはピニャータで

[カナダの子育て] 投稿日時:2018/07/22(日) 02:28

 今月は2度も娘の友達の誕生日会でピニャータ割りをしてきたので、今回はそのお話です。

 ピニャータ(pinãta)という言葉、聞いたことありますか?元々はメキシコやグアテマラなど、中南米のパーティーやお祭りで行う、くす玉割りとスイカ割りを混ぜたような遊びです。ここカナダのモントリオールは中南米からの移民も多いので、ピニャータ遊びはとてもポピュラーなようです。特に私のいる地域は中南米系のお店やレストランも多く、近所のパーティーグッズを扱うお店のショーウィンドウにはたくさんのピニャータが飾ってあります。

 
 さて、ピニャータの遊び方ですが、写真のような紙製の張り子を子供達が順番に、棒を持って叩きます。

 

目隠しをして3回まわってからスタート。


まわりの友達や大人達の声を頼りにピニャータのところまでいき、あとは力一杯叩く!1人1度に3回までとルールを決めますが、小さいみんなの力では、なかなか割れません。目隠しルールをなくし、1人3回ルールをなくして、3巡しても一向に割れません!


本来は紐を持っている大人がピニャータを揺らしたりして難易度を高くするそうですが、そんなトラップも小さい子供達には必要ありません。最後は大人達も加わってなんとかみんなでピニャータを割り、出てきた大量のお菓子(bonbon)やオモチャ(jouet)に子供達は大喜び!

 

 2回目のピニャータ遊びはメキシコでの生活経験のある日加家族のお宅で。1度目は初体験だった娘も2度目はどうやら要領がわかったようで、ピニャータを叩く姿も勇ましい!


こちらもなかなか割れないピニャータに、目隠しを外し、子供達も何度も何度も叩いて、やっとお菓子を手に入れることが出来ました。どちらの回もみんな楽しんだようです。

 

 ところでこんなに可愛いピニャータ達、叩いて壊してしまうのはかわいそうですね。

 
ネットで調べてみると、どうやらピニャータ自体は悪魔や罪を表しているようです。それを叩いて打ち勝つことによって神の恩恵(=bonbons)が得られるという意味合いがあるそうですが、お菓子やおもちゃに喜ぶ子供達にはそんなことは関係ありません!


 去年の10月末に、こんなに大量のles bonbonsを食べられるのはハロウィンの時だけだよと子供と約束したのに、毎度お誕生日パーティーにお呼ばれするたびにピニャータで遊んでいたら1年に1回ルールは到底守られそうにはありません…。


KAZUMI

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