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KAZUMI

夏は短しモントリオール

[カナダの文化] 投稿日時:2018/09/13(木) 20:46

 今年の夏はどこもかしこも猛暑でしたね。日本の猛暑は想像に難くないですが、モントリオールも今年は蒸し暑い日々が続きました。
 ちなみに2週間という短い期間でしたが、旅行で訪れたフランスも毎日暑く、家族や友人宅へお呼ばれの度にクーラーのないフランスのアパートを恨みました。

  
  快晴!のフランスの港町

(*余談ですが、パリの建物は古いので、クーラーが簡単に取り付けられません。モントリオールはパリに比べれば、公共の場所にはほとんどクーラーが設置されています。クーラーのない家も多いですが、今年は窓に取り付けるタイプのものが飛ぶように売れていました。)

 

 そうは言ってもモントリオールの夏は短い!だいたい「夏」と呼べるのは2ヶ月半と言ったところでしょうか?それゆえに、キャンプに行ったり、ベランダや庭でバーベキューをしたり、プールに行ったり、公園で一日中寝そべって本を読んだり…モントリオールの人々は一瞬たりとも夏を無駄にしないように過ごしている印象を受けます。その証拠に、夏は毎週といって良いほどフェスティバルやイベントが目白押しです。例を挙げると、

 

Formula 1 Grand Prix du Canada(F1カナダグランプリ)

Francos de Montréal(フランス語音楽の祭典)

Festival International de Jazz de Montréal(国際ジャズフェスティバル)

Montréal complètement Cirque(サーカスの祭典)

Festival Juste Pour Rire(笑いの祭典)

Piknic Électronik(毎週日曜に開かれるピクニック+エレクトロニック音楽)

L’international de Feux Loto-Québec(1ヶ月間毎週土曜に行われる花火大会)

Matsuri Japon(日本のお祭りもあります) etc.

 

 また、至る所でサイドウォークセール( ventes de trottoir)やフードフェスティバルが開催されます。

 

 このように数多くのイベントが開催されるなか、我が家では8月の終わり、オールドモントリオールのMarché Public dans l’ambiance de 18ème siècleというイベントに行ってきました。
 
 カナダにフランス人が入植してきて、410年、昨年はモントリオール市ができてから375年ということで数々の記念行事が行われていましたが、では、当時の生活はどうだったのかというと、少し想像できませんよね。その想像力を掻き立ててくれるのがこのマルシェ。オールドポートの考古学歴史博物館、ポワンタキャリエールでもう25年もやっている博物館の一大イベントの一つらしいです。
 
 18世紀にモントリオールに初めてできたマルシェを再現したこのイベントでは、茹でたトウモロコシやパン、サラミ、シードルやメープルシロップなどが並ぶかたわら、当時の生活を紹介するスタンドが数多く連なります。かごや箒の作りかた、羊毛からの毛糸の紡ぎ方、鍛冶屋や陶芸のデモンストレーションなど。

    
 
  
 

 モントリオール(当時の名はヴィルマリーVille-Marie)はセントローレンス河(fleuve Saint-Laurent)の河沿いにできた港町なこともあり、船に関するスタンドもいくつかありました。小舟の底にニスを塗って補強をしてみせたり、様々なヒモの結び方(船同士を繋げる結び方やマストに人を掲げる時の結び方等)を紹介したり。

  
 

 当時船は本国フランスとの唯一の交通手段だったので、重要な役割を果たしていたと想像できます。またNouvelle-Franceだけでなく、先住民のスタンドもありました。各スタンドの間には当時の衣装を纏った人々が音楽を演奏したり、寸劇を披露したり。まるで当時の市場に迷い込んだような雰囲気でした。

  

 

 印象的だったのは、箒を作って売っていたアーティストの、「箒に使う草は端まで無駄にならない。硬い部分はcure-dentsとして使っていたのよ。」という言葉。Cure-dents、いわゆる爪楊枝。こちらにも日本の爪楊枝に似たようなものがスーパーの日用品コーナーにありますが、当時はこういったものは無かったわけで、箒を作るときの端の部分を取っておいて、爪楊枝がわりにしたり、焼き菓子の焼き具合をみるための竹串がわりにしていたようです。

 

 

 最終的に、娘は「魔女の宅急便」のキキの持っているような箒をパパに買ってもらい大喜びでした。私はこの、丁寧に使えば最低30年、修理に出せば一生使える箒を使って、いつか娘がきちんとお掃除してくれる日を、首を長くして待つことにします。

   

 


KAZUMI

モントリオールVSパリ、スーパー事情

[日常] 投稿日時:2018/08/23(木) 05:43

 海外旅行に行って、現地のスーパーマーケットに入ったはいいが、仕様が日本のそれと違って戸惑った経験はありませんか?

スーパーマーケット一つとっても日本とフランスとカナダではかなり違います。今回はそんなスーパー事情について。
 

フランスは量り売り、カナダは?

 フランスのスーパーでまず戸惑うのは野菜や果物の量り売り。日本のスーパーでは1個、1パック、1束単位で値段が付けられているのに対して、フランスではg単位やkg単位で値段付け(/ 100gもしくは/ le kg)がされています。この場合、自分で必要な分だけ袋に入れて、秤で重さを量ります。スーパーによってはレジ自体に秤の機能がついていて、袋に入れてレジに持っていけば、レジ係が計算してくれるところもありますが、店によっては自分で量って値段シールを出さなければならないところや、秤担当の係に持っていって値段シールを出してもらうところもあります(人員と人件費削減のためにセルフサービスに変わっていっているようです)。


シールを事前に用意する店で用意せず、レジに並んだ挙句に値段シールがないから計算できず、並び直しさせられるということもあるので、注意が必要です。ちなみに1個単位で売っている場合はà l’unitéやla pièceと表示、3個でいくらの場合はle lot de 3と表示されています。

カナダのスーパーは1個単位で値段が決まっていたり、1パックいくらとパック売りになっていることの方が多い気がします。それでも中には重さで値段が決まっているものもあるので、それらを少量だけ欲しいときは量り売りを利用します。カナダの場合、レジに秤機能が備わっているものがほとんどです。ただカナダの場合はアメリカ同様、ポンド(LB)での表示が多いので、注意が必要です。Kgのつもりで購入したら、意外と高かったなんてこともあります。1LBは約453gです。

  

レジ精算à la caisse

 日本では買い物カゴをレジにおけば、レジ係がレジを通したものを精算済みカゴに入れ替えて、会計が済んだ後に精算済みカゴをレジからサッカー台に移して、お客が自分で袋詰めをするのが通常ですが、ここにも大きな違いがあります。まずフランスではお客が自分でレジの台の上にカゴやカートから商品を出して並べないといけません。(ちなみにカートは日本のものより大きく、買い物カゴをセットするタイプではなく、商品を直接カートに入れていきます。)レジの台はベルトコンベアー式になっていて、レジの係は商品をレジに通しながら、すこしずつベルトコンベアーを前に進めます。こうしてあいたスペースに次の客が商品を置いていくといった具合です。レジを通した商品はレジの係の反対側の広いスペースに転がされていくので、それをひたすら袋詰めするのはやはりお客の仕事。日本のようにサッカー台というものは存在しないので、いかに早く、レジ係の流す商品を袋詰めするかが次の客を待たせず、支払いをスムーズにするコツだったりします。とにかく日本の袋詰めはあとでゆっくり式なので、フランスにいた頃はこの違いに最初から最後まで戸惑いました。ちなみにフランス人はどうやっているかというと、特に急ぎもせず、淡々と袋詰めしてから支払いを済ませる人(その間レジ係も後列の人もひたすら待つ羽目に…)、ある程度袋詰めして、支払い金額を言われたら支払いをし、その後、次の人の商品と混ざるのを避けながら商品詰めを続ける人など。でも私のように焦っている風にも見受けられないので、焦る必要はなさそうです。

カナダではどうかというと、システムはフランスと同じなのですが、袋詰め専用の係がいます。係が手伝いましょうかと聞いてくるときは遠慮なくお願いしています。その方が早いので。


便利な配達システム

 フランスでベビーカーを押して買い物に行くときに厄介だったのが、この無駄に長いレジの待ち時間とベビーカーを押しながら重い荷物を運ぶことでした。そこで私達が良く利用していたのは配達サービス。スーパーのお客様カード(無料で会員になれます)を持っていて、指定の区域に住んでいて、かつ購入金額が一定の金額を超えていれば無料で配達サービスが使えました。このサービスの便利なところは、カートごと冷蔵室に保管されるので、冷蔵品も購入できたこと、支払いが自宅で配達時にクレジットカード(la carte bleu)か小切手(le chèque)でできるところでした。水やジュース類、おむつなどかさ張るものや重いものを購入するときには便利でした。

 

 モントリオールにも同様のサービスがあるか調べてみましたが、だいたいは指定時間内に配達をお願いすれば、3$から3,5$の配達料で誰でも利用できるようです。カード会員になる必要はなく、購入金額にも制限はないそうです。こちらはパリに比べて車社会なので、配達を頼む人も、車のない人や車を運転しない人などごく限られた人になるのかもしれません。

 日本とはかなり違うスーパーマーケット事情、参考になれば幸いです。


KAZUMI

誕生日パーティーはピニャータで

[カナダの子育て] 投稿日時:2018/07/22(日) 02:28

 今月は2度も娘の友達の誕生日会でピニャータ割りをしてきたので、今回はそのお話です。

 ピニャータ(pinãta)という言葉、聞いたことありますか?元々はメキシコやグアテマラなど、中南米のパーティーやお祭りで行う、くす玉割りとスイカ割りを混ぜたような遊びです。ここカナダのモントリオールは中南米からの移民も多いので、ピニャータ遊びはとてもポピュラーなようです。特に私のいる地域は中南米系のお店やレストランも多く、近所のパーティーグッズを扱うお店のショーウィンドウにはたくさんのピニャータが飾ってあります。

 
 さて、ピニャータの遊び方ですが、写真のような紙製の張り子を子供達が順番に、棒を持って叩きます。

 

目隠しをして3回まわってからスタート。


まわりの友達や大人達の声を頼りにピニャータのところまでいき、あとは力一杯叩く!1人1度に3回までとルールを決めますが、小さいみんなの力では、なかなか割れません。目隠しルールをなくし、1人3回ルールをなくして、3巡しても一向に割れません!


本来は紐を持っている大人がピニャータを揺らしたりして難易度を高くするそうですが、そんなトラップも小さい子供達には必要ありません。最後は大人達も加わってなんとかみんなでピニャータを割り、出てきた大量のお菓子(bonbon)やオモチャ(jouet)に子供達は大喜び!

 

 2回目のピニャータ遊びはメキシコでの生活経験のある日加家族のお宅で。1度目は初体験だった娘も2度目はどうやら要領がわかったようで、ピニャータを叩く姿も勇ましい!


こちらもなかなか割れないピニャータに、目隠しを外し、子供達も何度も何度も叩いて、やっとお菓子を手に入れることが出来ました。どちらの回もみんな楽しんだようです。

 

 ところでこんなに可愛いピニャータ達、叩いて壊してしまうのはかわいそうですね。

 
ネットで調べてみると、どうやらピニャータ自体は悪魔や罪を表しているようです。それを叩いて打ち勝つことによって神の恩恵(=bonbons)が得られるという意味合いがあるそうですが、お菓子やおもちゃに喜ぶ子供達にはそんなことは関係ありません!


 去年の10月末に、こんなに大量のles bonbonsを食べられるのはハロウィンの時だけだよと子供と約束したのに、毎度お誕生日パーティーにお呼ばれするたびにピニャータで遊んでいたら1年に1回ルールは到底守られそうにはありません…。


KAZUMI

フランス語のles comptines(童謡)で子供と一緒にフランス語の勉強

[フランスの子育て] 投稿日時:2018/07/04(水) 00:57

 日本語と同じように、フランス語にもたくさん童謡があります。私の娘もcrèche(2ヶ月半から3歳までの保育所)でpuéricultriceと呼ばれる保育士さんたちといろんな童謡を歌ったり、CDをかけてもらったりして沢山の童謡を覚えてきました。多くは親の世代からずっと歌われ続けていたものもあり、伝統的な童謡をいくつか知っていれば、時にフランス人との話のネタにもなるかも?

 今はわざわざCDを買わなくても、Youtubeで簡単にどこにいても聞けるようになりましたね。その中でも私の娘が小さい頃からお世話になったチャンネルをご紹介します。

Les Patapons
 

 このチャンネル、「レ・パタポン」、もともとは「Comptines TV」という名で、今でこそたくさんの曲がありますが、当時は月に1曲ずつくらい更新していたので、新しい曲が出るのをむしろ親の方が楽しみにしていました。1時間のオムニバスなども沢山あって、娘も2歳くらいまでは飽きずによく聴いてくれたので、ちょっと目を離して料理をしたり、片付けの合間にも役に立っていました。
 このチャンネル、アニメも可愛いのですが、歌詞も付いているので、実はフランス語の勉強にもなります。このサイトを毎日見ながら、子供に歌い聞かせていれば、歌詞も覚えられるし、文法の確認にもなるし、中級レベルの皆様にはぜひおすすめです。

Ah les Crocodiles



歌詞はちょっと長くて覚えづらいですが、サビが軽快で、1度聴いたら頭から離れなくなります。
フランス語の童謡にはla guerreなんて言葉も出てくるのかと当初は驚いたものです。


Promenons-nous dans les Bois



これ一曲で命令文、条件法、単純未来、中性代名詞yの復習ができる文法の宝庫のような歌。


Pirouette, Cacahuète



世代を超えてみんな知っている童謡。知り合いのフランス人に聞けば、みんな小さい頃に歌ったと答えるかも?


Dans la Ferme de Mathurin



日本語で「ゆかいな牧場」、英語で「Old MacDonald Had a Farm」。フランス語バージョンもありました。フランス語では マチュランさんの農場ですね。


Lundi Matin



4歳になったばかりの娘が、毎日これを歌いながら曜日を覚えています。


この他にも沢山のles comptinesがあるので、ぜひ歌詞を見ながら聴いてみてください。


KAZUMI

 

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