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KAZUMI

MARCHE POUR LE CLIMAT(気候変動に対するデモ)

[日常] 投稿日時:2019/09/28(土) 13:38



 9月27日金曜日。

 もう2週間以上も前から、デモのことは聞いていた。若い環境活動家グレタが参加するというので、かなり話題になっていたのだ。それでも1週間前には、当日は友人とランチへ行く約束をした。何しろ彼女とは夏の前に会ったきり、気がつけば肌寒さが増してきて、これは寒くなる前に会っておかないと、忙しい彼女のことだ、来年の春まで会えなくなるかも知れないと思ったから。今までここモントリオールでも、デモはいくつもあった。それでもパリのそれより規模はずっと小さい。大したことないと、正直思っていた。

 

 約束を取り付けた頃、娘の学校から通知が来た。教育委員会の方針で、全ての公立校はこの日休みとなった。とはいっても、授業はないが、service de gardeは開いている。申し込んでおけば、娘は一日中、学校の施設内で預かってもらえる。この日仕事はなかったが、友人との約束があったので、当然service de garde には申し込んだ。

 

 2日前になって、公共交通機関が当日無料化を決めた。ラジオでは金曜日に車で中心街に乗り入れるのを避けるよう、繰り返している。職場はデモのスタート地点からそれほど遠くないところにあるので、車で通っている同僚は、金曜日は果たして車でモントリオールを出て家に帰れるのか、気になってしょうがないようだ。

 

 前日の朝、友人から日付を変更したらどうかとメールが来た。散々悩んだ挙句、午前中に会って、早めのブランチをし、デモを避けて帰れるようにすることにした。

 

 しかしながら、やはり今朝になって考えを改め、ランチの予定はキャンセルし、5歳の娘とデモに参加してきた。地球温暖化と直接対峙するであろう娘に、環境問題について考えるキッカケになってほしいと思ったから…。

 

 朝から2人、YouTubeで気候変動のアニメを見たりして、デモスタート時間より少し遅れて家を出る。バスは満員で乗れず、メトロも3本やり過ごして、着いたのは大分遅かったけど、それでも多分デモの真ん中くらいにはいたはずだ。それくらい長い長いデモの列だった。何しろシェルブルック駅から歩いてパーク通りのデモ隊に合流した時、同じくデモに参加を表明していたママ友とその息子はもうすでに中華街にいたのだから。

  結局少しみんなと歩いてから、あまり遅くなってまたメトロのラッシュに出くわすといけないので、シェルブルック通りでデモ隊から外れて、元の駅に戻ってきた。デモ終了予定時刻より随分早いというのに、帰りもやはり3本やり過ごさなければならなかった。いよいよ家まで歩いて帰る覚悟を決めた時、運良く2、3人乗れるスペースが空いた。メトロの場所の取り合いはデモそれ自体より壮絶に思えた。それくらいデモは平和に行われていた。夕方のニュースによると、50万人参加したらしい。


 

  デモでは何も変わらないという日本人の自分と、一人一人の意識を変えるきっかけにはなるかもと期待する自分と、終わった今もやはり思いは半々。でも、当初見込みの30万人を大幅に超えた、この50万人は、やはり何かしら意識を持って参加した。ここモントリオールではそれほど多くの人が今を変えようと思っている。その人達が行動を起こしていくのはこれからだ。


KAZUMI

6月 ポプラの綿毛が雪になる

[日常] 投稿日時:2019/06/30(日) 02:03

 いよいよモントリオールも暑くなってきました。

 並木の木々は生い茂り、至るところに緑があふれています。

 マルシェでは野菜だけでなく、たくさんの草花が売られ、多くの人が買っていきます。みんな短い夏を満喫しようと必死です。

 

 

 

 話は変わりますが、日本にいた時は花粉症だった私も、フランス、カナダではそれほどひどいアレルギー症状に見舞われたことがありません。花粉の種類が違うのか、日本ほど花粉が飛んでいないからなのか、理由はわかりませんが。

 そんなわけで、こちらではとても快適に過ごしている私ですが、モントリオールの6月上旬から中旬にかけては、私にとっては唯一1年でもっとも辛い時期に当たります。なぜか?それは花粉(le pollen)ではなく、ポプラの種(la graine)のせいなんです!

 

 実は去年もこの綿毛の被害にあい、タンポポにしては種も綿毛も大きいし、(確かにモントリオールにはタンポポもいっぱいあるけれど。)場所によって綿毛が舞っているところと舞っていないところがあるので、一体どこからくるんだろうと、ずっと思ってはいたのですが、今年に入ってようやく正体が判明しました。

 

正体はこちら、ポプラの木(peuplier deltoïde)。

 

 

 かなり背の高い木だし、街中いたるところに並ぶメープル並木にかすんでよく見えなかったのですが、実はこんなに大きな実が、びっしり。

 

 

それが全て開花して、綿毛となって雪のように道路を覆うのです。

 

 

 あれ?でもポプラってもっとすらっとした木じゃなかったかな?気になって調べてみたら、ポプラには雄と雌があって、雌の木は大きく横に広がり、種を飛ばすらしいのです。

 でも、花粉ほど小さく(microscopique)はないので、くしゃみ鼻水、目の充血にはならないのですが、この綿毛の繊毛が鼻をくすぐり、まつげに絡み、毎日目に異物感を感じる羽目に。

 

 そうはいっても一番のピークは毎年ほんの2、3週間。花粉症の辛さに比べたらそうそう文句も言っていられません。(この記事を書いている時にはほんの1週間程度の差ですが、もうピークは終わってしまいました。)

 

 ようやく原因となる木が特定できたので、来年はポプラの木の近くを避けて歩くことにします。因みにアパートを探す上でもこの木の近くは避けたほうが良さそうです。でないと庭は綿毛で真っ白になり、この時期はバルコニーでBBQも出来ませんから。


KAZUMI

 

ローマ数字を読みこなす

[フランス語の学習] 投稿日時:2019/04/28(日) 10:05

 昨年11月から毎週土曜日に延々と続くイエローベスト(les Gilets jaunes)のストライキ(la manifestation)。私も遠くカナダから、ストライキに参加する知人の投稿を見たり、ニュースをチェックしたりしています。そこで少々気になったのが、こちら。

 マクロン大統領のお面じゃなくて、Acte XXIVというタイトル。これは24回目のストライキという意味ですが、このようにストライキの回数をローマ数字で表すサイトがいくつかありました。

 こちらは別のニュースですが、やはりパリ19区をXIXeと表示しています。パリの区をローマ数字で表すのはよくあることです。

 

 このように、フランスに限らず、西洋ではアラビア数字の他にローマ数字が使われることがあります。特に歴史(年代、世紀や王の名前)や小説の章題などに使われます(例えばルイ14世はLouis XIVなど)。もちろん日本でも、ゲームのタイトルやアナログ時計の文字盤でお馴染みかもしれませんが、せいぜい目にするのは12まで。しかし実際はもっと多くの数を表すことができるのです。

 

 今回はちょっとローマ数字について考えてみることにします。

 

 因みにフランスやカナダでは10歳ごろにローマ数字を習うようですが、読める/読めない、書ける/書けないは人によるようです。

 

 

① ローマ数字は7文字のアルファベットの組み合わせで表します。

 

I = 1

V = 5

X = 10

L = 50

C = 100

D = 500

M = 1000

 

② I = 1、X = 10、C = 100、M = 1000の同じアルファベットは3つまでしか並べられません(Mは例外あり)。(またV = 5、L = 50、D = 500は1回のみです。)よって I(1)、II(2)、III(3)の後、IIIIとはならず、IV(5-1)= 4となります。同様に、VI(6)、VII(7)、 VIII(8)とは書けますが、 VIIIIの代わりに IX(10-1)= 9となります。それぞれ引かれる小さな数は大きい数の前に置きます。

 

40 = XXXX とはならず(50-10)= XL

90 = LXXXX とはならず(100-10)= XC

 

同様に、

 

400 =(500-100)= CD

900 =(1000-100)= CM

 

4と9以外は通常通り順当に並べていきます。


30 = XXX

70 = 70(50+20) = LXX 

300 = CCC

800 =(500+300)= DCCC

 

 

③ 位ごとにアルファベットに変えていきます。

 

20 = XX

21 = 20+1 = XXI

39 = 30+9 = XXX +IX = XXXIX

45 = 40(50-10)+5 = XL+V = XLV

89 = 80(50+30)+9 = LXXX+IX = LXXXIX

99 = 90(100-10)+9 = XC+IX = XCIX

158 = 100+50+8 = C+L+VIII = CLVIII

1367 = 1000+300+60+7 = M+CCC+LX+VII = MCCCLXVII

2019 = 2000+0+10+9 = MM+X+IX = MMXIX

 

 

④ 理論的にはアルファベットは3つまでしか並べられないので、3999までしか表せません。

 

3999 = 3000+900+90+9 = MMM+CM+XC+IX = MMMCMXCIX

 

でもMに限っては例外的に4つまで認めているようです。(よって実際には4999まで表せます。)

 

4000 = MMMM

 

また5000以降はアルファベットの上に「-」を引いて桁を変えたりもできるようです。


 

 この法則がわかると、例えばこんなことに役立ちます。

 

I.今まで素通りしていたモニュメントや建築物に書いてある数字や年代が読める!


KING EDWARD VII = エドワード7世

 


S : MATT : XXV - 35 = マタイ伝25章35節
PROVERBS : XXII - 6 = 箴言22章6節
(それぞれ聖書の一節が絵柄になっています)

 


A(n).D(om)…MDCCCL =1850年

(A.D. =ラテン語Anno Dominiで紀元後の西暦を表します。紀元前はフランス語でa.v.J.-C.(avant Jésus-Christ) 、英語でB.C.(before Christ) です)

 

写真は全てモントリオールの教会ですが、フランスには歴史的建造物に建造年がローマ数字で記載されていたりするので、旅行に訪れた際は探してみるのも楽しいかもしれません。

 

 

II.映画の制作年数もわかる!

 

  
MMIII = 2003年

 


MCMLXXXVI = 1986年

 

 映画によってはアラビア数字ではなくローマ数字で制作年数が書かれていたりするので、ぜひ最後のクレジットタイトル(le générique)まで注意して見てみてください。(かなり多くの映画にローマ数字で表示されているのに、いざ探すとなるとなかなか見つからず、苦労しました。)

 

 ローマ数字に慣れるまでは大変かもしれませんが、アラビア数字からローマ数字へ変換してくれるサイトやアプリもあるのでそれらを利用しつつ少しずつ慣れていったら、突然出てくるローマ数字に戸惑うこともなくなるかと思います。

 

KAZUMI

病気になったら大変!ケベックの医療事情

[カナダの子育て] 投稿日時:2019/02/05(火) 07:00

 クリスマスも明けた年の瀬、娘がひどい風邪をひきました。仕事疲れの私がまず風邪をひき、3日も熱が下がらない状態で、それでもなんとか仕事をこなし、やっと週末休みが取れると思った矢先、今度は私の風邪が娘に移ってしまったのです。

 

  まず医者にかかるにはホームドクターに予約を入れなければなりませんが、あいにく娘はおろか、家族全員のホームドクターが決まっていません。ここケベックではホームドクター(médecin de famille)を設定しておく必要があります。サイトから申し込む方法と、自分で直接医者に頼む方法がありますが、ホームドクター決定に時間がかかることと、普段はいたって健康体な娘のことなので、ずっと後回しになっています。そもそも、ホームドクターを持っていたとしても、当日の予約が取れたなんて話は聞いたことがありません。(因みに、フランスも同じシステムで、médecin traitant と呼ばれる家庭医を決め、sécurité sociale(社会保険)に申告する必要があります。)

 

 次に来る選択肢は予約なしでも診てもらえるウォークインクリニックに行くことですが、ここは競争率が高く、朝9時オープンでも7時には寒空の中、並んで待たないといけないとか…。運良く診てもらえることになったとしても、診察は午後なんてこともあり得るそうで、まだ病み上がりとは言えない私が、40度も熱のある娘を連れて並ぶこともできず、かといって、いよいよ風邪気味の夫に頼むのも気がひけます。何と言ってもケベックの屋外はマイナスの世界。しかもこの日は朝から雪。こちらも諦めました。仕方なく家でゆっくり休むことにしましたが…。


ウォークインクリニック

 午後に入ってだんだんひどくなる娘。咳をしたいようですが、喉の痛みが激しく咳が出せません。娘もいよいよお医者さんに診てもらいたいと言い出しました。朝から並ばないとその日の診察はとても見込めないウォークインクリニックはもう手遅れ。こうなったら奥の手、お金を払って空いているクリニックを検索してくれるサイトに頼ることにしました。

Bonjour-santé

 こちらのサイトで検索すると、当日もしくは翌日に空いているクリニックを表示してくれて、予約も取れるのですが、この結果を表示させるのにお金がかかります。一回検索するごとにお金を払うか、毎月の月会費を払って、自由に検索するかのどちらかの選択になります。ところが、時は年の瀬。自宅から10キロ以内で検索しようが20キロ以内で検索しようが、空いているクリニックは「1軒も」ありません。

 

 まだまだ諦めることは出来ません。次なる手はケベック州営の電話相談、info-santé 811に電話をして、看護師のアドバイスを受けることにしました。…が、待てど暮らせど一向に電話が繋がりません。30分待っても「お待ちください」の音声が音楽とともに延々と繰り返されるのみ。いくら年末とはいえ、流石にこの対応はあり得ません。

 

 とうとう最後の手段は救急病院。友人に相談したら、小児専用の病院があるようなので、すぐ電話をすると、救急は24時間空いているとのこと。救急なので当然ですね。結局タクシーを飛ばして救急に駆け込むことにしました。


hôpital sainte-justine : wikipediaより

 モントリオールには救急病院がいくつかあるのですが、その中でも小児専用の救急病院は2軒あって、ひとつが英語系、もうひとつがフランス語系です。私たちはとりあえずフランス語系の病院に行きました。まず受付の看護師が心音を図り子供の状態を聞いて、トリアージまでのおよその待ち時間を言って、待つように指示されました。トリアージとは看護師による検診で、そこで緊急を要するかどうかの判断がなされます。大体3時間くらい待って、トリアージの検診が行われました。結果、医者に一番に診てもらうほどではないけれど、医者の判断を仰いだ方がいいということで、奥の別の待合室に案内されました。ちなみにここで緊急度が低いとさらに同じ待合室で延々と待つようです。とりあえず一歩先に進めただけちょっとホッとするも…。ここからがさらに永遠に長く感じました。

 しばらく奥の待合室で待っていると、名前が呼ばれたので診察室に入りました。しかし、診察室に入ってから、さらに1時間半も待たされました。診察室は医師の椅子と患者の硬い椅子、それに患者用の診察台しかなく、待合室で待つよりさらに辛かった!それでもなんとか耐え、ようやく医者の判断を仰ぐことが出来ました。結局病院内で薬をもらい、その薬の効果によって帰れるか病院で様子を見るかの判断が下されることになったので、薬服用後また1時間ほど待合室で待機して、結局病院を出たのは7時間後のことでした。

 

 今回は比較的重い症状だったので、もう少し早く病院行きの判断をするべきだったと反省しています。また、年末だったこともあり、通常以上に医療機関へのアクセスに時間がかかりました。それでも緊急時はウォークインクリニックか救急病院くらいしか選択肢がないし、クリニックでも病院でも待ち時間は相当なので、やはり普段から健康に気をつけて過ごすのが一番です。

 因みに、こちらでの唯一の利点は、健康保険に加入していれば医療が無料で受けられることでしょうか?


KAZUMI

エコレスポンサブルな生活

[日常] 投稿日時:2018/12/17(月) 02:01

 今年私がSNSで数多く目にした記事の一つに、海洋プラスチック問題に関するものがありました。死んだクジラの体内から出てくる大量のプラスチックやウミガメの手に絡んだプラスチック、また海に広がるゴミベルトなど、あまりの衝撃的なイメージに目を見張るものがありました。皆さんはどうでしょうか?

 

 一度の使用で捨てられるストローやプラスチックのフォークやナイフ、ビニールの買い物袋等、リサイクルにも回されないので、ゴミとして捨てられ、海洋汚染の原因となり、多くの海洋生物も被害を被っています。

 

 モントリオールではパリ協定に則り、今年はじめから、以前使われていた薄い買い物用のビニール袋は全面禁止となりました。半年間の移行期間を経て、現在は、ビニール袋は50ミクロン以上の厚さのものかエコバッグのみ販売、使用可能となっています。なぜ厚い買い物用ビニール袋になったかというと、薄すぎるとそのままゴミとしてリサイクルに回されずに捨てられ、先に言ったように海洋汚染や陸汚染の原因となるからです。たとえバクテリアなどで分解されるビニール袋であっても、分解されるのに相当な時間がかかり、捨てられる数に追いつきません。そこで、袋を厚くして袋自体の再利用を促し、捨てるときはゴミ箱ではなくリサイクルボックスへ回収されるべく、厚さを持たせた袋に変わりました。

 ちなみにフランスではモントリオールより一足早く、2016年には今までのビニールの買い物袋から厚いビニール袋へと変わっています。2017年には肉、魚や果物など、食料品を入れるのに必須の小分けのビニール袋もコンポスト可能な袋以外禁止となっているようです。

 

 さて、買い物用ビニール袋は条例によって規定がなされましたが、それ以外にもプラスチック製品を排除していこうという動きがモントリオールのいろいろなところで広がっています。例えば多くのカフェがプラスチックストローを廃止し、紙製などのストローに変えています。また、プラスチックに変わる商品を見かけることも多くなってきました。

 

 そんな中、11月初めにマルシェボンスクールで、今年で第2回目となるfestival de zéro déchet(ゴミゼロフェス)が開かれたので、どんな様子か見に行ってきました。

 当日はオープンと同時に会場に着きましたが、そこにはすでに長蛇の列。50分待ってようやく中に入れるという盛況ぶり。会場が如何せん小さすぎたというのもありますが、それにしても人々の関心の高さをうかがわせます。当日はあまりの人の多さに、カンファレンスには参加できず、出展者のスタンドを見るに留まりましたが、それぞれ再利用とゴミゼロをテーマにいろいろなものを販売しているスタンドを見て回ることが出来ました。

 例えば再利用という観点で見ると、ビニールコーティングされた大きなポスターを利用して作ったエコバッグ、服をリメイクした新しい服、廃棄寸前の野菜を回収して作ったお菓子など。

 またゴミゼロという観点では、数々のお店がビニール製品に代替する商品を売っていました。例えば蜜蝋を使った再利用可能なラップや、サンドイッチやおやつを入れる袋など。カナダではお弁当やおやつにサンドイッチやシリアルを持たせますが、今まではジプロック等の専用の使い捨てビニール袋が主流でした。それに変わって、布製の再利用可能な袋やビニール製でも繰り返し使える袋が出回ってきています。

 ストローもプラスチックに変わって再利用可能なシリコンやメタルのストローが、ストロー洗い専用のブラシとともに売っていました。

 はてはプラスチック製品の代用品だけでなく、普段使うものもゴミを減らす方向で思考を凝らした商品が並んでいます。例えば使い捨てオムツに代わって布製の繰り返し使えるオムツや布製の女性用生理用品、化粧落としのコットンも繰り返し使える布製のものなど。またキッチンペーパーの代わりとなる布巾も洗濯機で洗って繰り返し使用でき、不要になったらコンポストとして廃棄すれば30日弱で土に還るそうです。

 

 また、洗剤や化粧品、お米や豆を量り売りで売るお店などもいくつか出店していました。洗剤や歯磨き粉も一度専用の容器を買って、もしくは家にすでにある容器を持ってくれば、量り売りで売ってくれます。

 モントリオール市内には少しずつですがこうした量り売りのお店が増えてきています。

 

 今回のフェスをオーガナイズした組織の代表の方が言っていましたが、エコレスポンサブルな生活のキーワードはacheter en vrac(量り売りで購入すること。梱包なしなのでゴミを出さない。)と洗って使える再利用可能なものを使うこと。ペットボトルの代わりに水ボトル、使い捨てのコーヒーカップの代わりにマイカップなど。

 

 例えば私が近所のスターバックスでマイカップを差し出すと、スターバックスのカップでなくても、なんの躊躇もなく受け入れてくれます。友人はスーパーの惣菜コーナーで自分のタッパーを持って行ってそれに注文したものを入れてもらっています。お店側も断ることはありません。完全にプラスチックなしの生活は難しいかもしれませんが、一人一人がプラスチックやゴミを減らすよう努力すれば、いまの消費量を大幅に減らすことはできると思います。

(こちらは出店者が掲示していた、年間でどのくらいのゴミが減らせるかを表示したもの)

 

 エコレスポンサブルな生活を少しずつ実践している人も増えているし、興味関心のある人も増えている、そんなモントリオールの現状をお伝えしました。

 

KAZUMI

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