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オノザキ ユキ

ギニア・ガソリン代値上がりとデモの話 [ギニア]

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ギニアでは1,2週間前から本格的な雨季(Saison des pluiesまたはSaison pluvieuse)に突入し、気温もぐっと下がっています。


↑雨季には道路が川のよう

今日は今ギニアで一番ホットな話題、「ガソリン(燃料)費の値上がり(la hausse du prix du carburant)」についてです。

今まで8000ギニアフラン(約100円)/1リットルだったのが、7月1日に一気に10000ギニアフラン(約120円)と25%も値上がりしたのです。 日本ではガソリン代の値上がりがすぐに消費者の生活に大打撃を与えることはあまりないと思います。 しかしギニアの一般市民の足である乗り合いタクシー※は基本的に個人営業のため、すぐにタクシーの値段があがります。

※決まったルートをぐるぐる回るタクシー。助手席に2人、後ろに4人乗せるのが一般的。



知り合いのギニア人に聞くところによると、だいたい80%ほど値上がりしているようです。

例えば、今まで往復8000ギニアフランだったのが14000ギニアフランになると、一日あたり6000ギニアフランの追加出費。1か月で18万ギニアフラン(約2000円)の追加出費になり、月の平均収入が約1万円のギニア人にとってかなりの打撃となります。

そこでギニアの労働者組合ら(les syndicats)は昨日3日、これに反対するデモ(une grève)を行うと発表しました。フランスはデモの国のイメージが強いですが、ギニアも同じくデモが頻繁に起きます。 ただ、フランスのデモとは違って、投石やタイヤを燃やしたりするので、死者が出ることがよくあります(特に野党による選挙結果への抗議デモの際)。

それも子供の死者が多いです。

http://africaguinee.com/articles/2018/07/03/greve-contre-la-hausse-du-carburant-le-gouvernement-fait-une-annonce
↑デモに関するギニアのネットニュースです。力試しに読んでみても面白いかも!?

そして、デモ主催者側の要求(の一部)が通ることもあります。

例えば、2,3か月前まで頻繁に起きていた、教職員組合による給与値上げのデモ・ストライキは、要求通りの値上げではなかったものの、最終的には給与の引き上げが合意されました。

ちなみにその際に教師のストライキに不満を持った保護者のデモや、地方選挙に不満を持つ野党の抗議デモも同時に行われており、なんだか安定しない雰囲気だったのを覚えています。
果たして今回のデモは値上げの取り消しにつながるのでしょうか。

オノザキ ユキ 

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