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ベルギーにはサンタクロースが二度やって来る??

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クリスマスマーケット(Marché de Nöel)で賑わうベルギーよりこんにちは。

私の住むベルギーでは去る6日に聖ニコラウスの日を迎え、それが終わるとますますクリスマス(
Nöel)モードです。聖ニコラウスの日は日本では馴染みがありませんが、ベルギーではその日にもサンタクロースのような『サン・二コラ』(saint nicolas)がやってくるのです。ベルギーの子供たちは聖ニコラウスの日にはサン・二コラにお菓子をもらい、クリスマスにはサンタクロースにおもちゃをもらうということが多いようです。


このサン・二コラはフランス語で、オランダやベルギーのオランダ語圏ではシンタクロースと呼ばれます。またルクセンブルクや北部フランスにもサン・二コラは登場するそうです。
サン・二コラはサンタクロースと見た目も異なり、赤い長ケープをまとい、赤いミトラ(司教冠)をかぶり、金色の司教杖を持ちます。

実はクリスマスのサンタクロースは17世紀、アメリカに植民したオランダ人が伝えたもの。アメリカに浸透したサンタクロースが再びヨーロッパに逆輸入されたので、ベルギーでもサンタクロースはペール・ノエル(pére Nöel)と呼ばれ知られていますが、サン・二コラの方が歴史的に古いのです。そのためか、ベルギーではサンクロースよりもサン・二コラの方が人気です。
 
サン・二コラはスペインから船に乗ってやってくるそうで、ベルギーの港町アントワープへサン・二コラがやってくる日はパレードが行われ、テレビでもその様子が実況中継されます。
その後、聖ニコラウスの日まで、ショッピングモールやお店、幼稚園などにサン・二コラは登場します。ショッピングモールなどでは、サン・二コラ待ちの行列ができます。ディズニーランドのミッキーのように子供たちだけではなく大人もサン・二コラとのグリーティングを楽しみ、写真を撮ります。もちろん子供たちは帰りにお菓子や果物をもらって帰ります。

たくさんの人が並ぶうえに子供たちはサン・二コラとのおしゃべりを楽しむため、1時間以上並んで待つこともあります。それでもワクワクした表情でサン・二コラを待つ子供たちと大人たち?!にサン・二コラの人気が伺えます。

家庭では聖ニコラウスの日の前夜、サン・二コラが乗っているロバのために、靴の中に人参を入れておく習慣があります。そして聖ニコラウスの日、サン・二コラは各家へお菓子を置いていきますが、悪い子はお伴のピートが袋に詰めてスペインへ連れ去ってしまうという逸話もあります。
 
今年も我が家の子供たちは人参を用意したからか、スペインへは連れ去られず、無事にお菓子を受け取りました。そして「サンタさんには何をお願いしようかな~」と贅沢にも悩んでいます。師走で忙しい母の元にもサン・二コラでもサンタクロースでもいいので来てほしいものです。

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