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ゆかたんベルギーのブリュッセルに住んで驚いた!

投稿日時:2019/02/20(水) 21:00

はじめまして!

ベルギーのブリュッセル在住のゆかたんです。

我が家はマレーシアのクアラルンプールでの駐在帯同を経て、今は2カ国目ベルギーに住んでいます。

さて今回は私がブリュッセルに住んで驚いたことをお伝えします!

 

【公用語が3つ】

夫の赴任が決まった時にまず思ったのが「ベルギーって何語?」でした。

答えは『ベルギーの公用語はフランス語、オランダ語、ドイツ語の3つ』。

大まかに言うとベルギー北部がフラマン地域(オランダ語圏)、ベルギー南部がワロン地域(フランス語)、そしてドイツ語地域がごく一部あります。

ブリュッセルはベルギー北部に位置するのにフランス語話者が8割以上暮らしている例外です。


ちなみにブリュッセルの広告ポスター、チラシはフランス語、オランダ語の2種類、用意されていることが多いです。

これはブリュッセルのスーパー『delhaize(デレーズ)』のチラシ。

1週間分のチラシが冊子になっていて、写真右から読むとフランス語。左から読むとオランダ語。

 

【英語が通じない】

ブリュッセルに住んで、まず困ったのが「英語が通じない…」ということ。

マレーシアでは3民族(マレー系、中華系、インド系)が暮らし、共通語としての英語が通じたので、ベルギーの英語話者の少なさは意外でした。

スーパーでもマルシェでもレストランでもフランス語しか通じない、スーパーの商品パッケージも基本的にフランス語という状況なので、ブリュッセルに住んですぐにフランス語教室に通い始めました!

 

【縦列駐車が基本】

駐車場が少なく、その分、縦列駐車ができるスペースが多いです。


写真の通り、道路の左右に縦列駐車する車が並ぶ光景が一般的です。
夜も路上駐車する車が多いのですが、夜間の車上荒らしは多いそう。

私は縦列駐車できる自信がないので、ベルギーでは運転しないと決めました…

 

【他のヨーロッパの国の物が意外に手に入らない】

基本関税ゼロのEU圏内ですが、EU各国の物が手に入るわけではありません。

ブリュッセルのスーパーにおいて、隣国フランスメーカーのお菓子やドイツメーカーの洗剤は買えますが、その他の国のものはあまり売っていません。

例えば元イギリス領のマレーシアでは普通にスーパーで買えたwalkerのショートブレッド、ベルギーの普通のスーパーでは見かけません。


またヨーロッパのものが手に入らないなぁと、強く感じるのがクリスマス。

日本ではクリスマスの時期に簡単に手に入るシュトーレン(ドイツ)、パネトーネ(イタリア)を全然見かけません。残念。

私はシュトーレンが好きなので、去年のクリスマスはドイツのアーヘン(ブリュッセルから車で2時間弱)まで行ってシュトーレンを購入。
日本ってどこの国よりも世界中のものが手に入る、食べられる国かもしれません。


 

【健康への意識が高い、食育に熱心】

これは意外ではないかもしれませんが、公園や遊歩道を走っている人がとにかく多い!

ジムもスポーツ用品店もよく見かけます。

そして子供への食育も熱心ですが、日本のように「バランスよく食べましょう」というよりも「ナチュラルなものを食べましょう」という意識が高いように感じます。


マクドナルドのキッズミールには必ず生の人参が付いてきて、うちの子は必ず残すのに、ベルギーの子はポリポリ食べています。


 

海外2カ国目にして、まだまだ驚くことが多く世界の広さを感じるベルギー生活。

今後もベルギーで驚いたことなど、お伝えしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします!

ゆかたん

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KAZUMI病気になったら大変!ケベックの医療事情

投稿日時:2019/02/05(火) 07:00

 クリスマスも明けた年の瀬、娘がひどい風邪をひきました。仕事疲れの私がまず風邪をひき、3日も熱が下がらない状態で、それでもなんとか仕事をこなし、やっと週末休みが取れると思った矢先、今度は私の風邪が娘に移ってしまったのです。

 

  まず医者にかかるにはホームドクターに予約を入れなければなりませんが、あいにく娘はおろか、家族全員のホームドクターが決まっていません。ここケベックではホームドクター(médecin de famille)を設定しておく必要があります。サイトから申し込む方法と、自分で直接医者に頼む方法がありますが、ホームドクター決定に時間がかかることと、普段はいたって健康体な娘のことなので、ずっと後回しになっています。そもそも、ホームドクターを持っていたとしても、当日の予約が取れたなんて話は聞いたことがありません。(因みに、フランスも同じシステムで、médecin traitant と呼ばれる家庭医を決め、sécurité sociale(社会保険)に申告する必要があります。)

 

 次に来る選択肢は予約なしでも診てもらえるウォークインクリニックに行くことですが、ここは競争率が高く、朝9時オープンでも7時には寒空の中、並んで待たないといけないとか…。運良く診てもらえることになったとしても、診察は午後なんてこともあり得るそうで、まだ病み上がりとは言えない私が、40度も熱のある娘を連れて並ぶこともできず、かといって、いよいよ風邪気味の夫に頼むのも気がひけます。何と言ってもケベックの屋外はマイナスの世界。しかもこの日は朝から雪。こちらも諦めました。仕方なく家でゆっくり休むことにしましたが…。


ウォークインクリニック

 午後に入ってだんだんひどくなる娘。咳をしたいようですが、喉の痛みが激しく咳が出せません。娘もいよいよお医者さんに診てもらいたいと言い出しました。朝から並ばないとその日の診察はとても見込めないウォークインクリニックはもう手遅れ。こうなったら奥の手、お金を払って空いているクリニックを検索してくれるサイトに頼ることにしました。

Bonjour-santé

 こちらのサイトで検索すると、当日もしくは翌日に空いているクリニックを表示してくれて、予約も取れるのですが、この結果を表示させるのにお金がかかります。一回検索するごとにお金を払うか、毎月の月会費を払って、自由に検索するかのどちらかの選択になります。ところが、時は年の瀬。自宅から10キロ以内で検索しようが20キロ以内で検索しようが、空いているクリニックは「1軒も」ありません。

 

 まだまだ諦めることは出来ません。次なる手はケベック州営の電話相談、info-santé 811に電話をして、看護師のアドバイスを受けることにしました。…が、待てど暮らせど一向に電話が繋がりません。30分待っても「お待ちください」の音声が音楽とともに延々と繰り返されるのみ。いくら年末とはいえ、流石にこの対応はあり得ません。

 

 とうとう最後の手段は救急病院。友人に相談したら、小児専用の病院があるようなので、すぐ電話をすると、救急は24時間空いているとのこと。救急なので当然ですね。結局タクシーを飛ばして救急に駆け込むことにしました。


hôpital sainte-justine : wikipediaより

 モントリオールには救急病院がいくつかあるのですが、その中でも小児専用の救急病院は2軒あって、ひとつが英語系、もうひとつがフランス語系です。私たちはとりあえずフランス語系の病院に行きました。まず受付の看護師が心音を図り子供の状態を聞いて、トリアージまでのおよその待ち時間を言って、待つように指示されました。トリアージとは看護師による検診で、そこで緊急を要するかどうかの判断がなされます。大体3時間くらい待って、トリアージの検診が行われました。結果、医者に一番に診てもらうほどではないけれど、医者の判断を仰いだ方がいいということで、奥の別の待合室に案内されました。ちなみにここで緊急度が低いとさらに同じ待合室で延々と待つようです。とりあえず一歩先に進めただけちょっとホッとするも…。ここからがさらに永遠に長く感じました。

 しばらく奥の待合室で待っていると、名前が呼ばれたので診察室に入りました。しかし、診察室に入ってから、さらに1時間半も待たされました。診察室は医師の椅子と患者の硬い椅子、それに患者用の診察台しかなく、待合室で待つよりさらに辛かった!それでもなんとか耐え、ようやく医者の判断を仰ぐことが出来ました。結局病院内で薬をもらい、その薬の効果によって帰れるか病院で様子を見るかの判断が下されることになったので、薬服用後また1時間ほど待合室で待機して、結局病院を出たのは7時間後のことでした。

 

 今回は比較的重い症状だったので、もう少し早く病院行きの判断をするべきだったと反省しています。また、年末だったこともあり、通常以上に医療機関へのアクセスに時間がかかりました。それでも緊急時はウォークインクリニックか救急病院くらいしか選択肢がないし、クリニックでも病院でも待ち時間は相当なので、やはり普段から健康に気をつけて過ごすのが一番です。

 因みに、こちらでの唯一の利点は、健康保険に加入していれば医療が無料で受けられることでしょうか?


KAZUMI

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Yokoモントリオールから日帰り旅行:Quebec City & Ottawa

投稿日時:2019/01/27(日) 04:57

 

こんにちわ!
現在モントリオールにワーホリで滞在中のYOKOです。
日本も冬真っ盛りでしょうが、こちらの冬に比べれば日本の冬はとても暖かいです。
モントリオールの冬は11月頃に始まり、雪が降り始め、アイスストームになり、道路はぬかるみ、マイナス20度、体感だとマイナス35度、なんていうとんでもない冬が3月頃まで続くらしいです…
ですが、暖かいコートや靴を買えば、そんなに辛くもありません。
むしろ、アイススケートやスキーをするために、こちらに住む人々は、早く寒くなるのを待ってたりします。
ちなみにこちらは寒すぎて、インフルエンザ菌が生き長らえないそうです。

今回はモントリオールからの日帰り旅行体験をお届けします!

1. QUEBEC CITY
 

ケベックシティは、モントリオールから車で2時間ぐらいのところにあります。
Carpoolingを利用して、往復で25ドルで日帰りのカップルの車に乗り行ってきました。
写真はケベックシティの横を流れるSt. Laurenceを撮ったものです。
とても大きな川で、氷が張る中を船が進んでいきます。
 
 

CarpoolingのカップルがChute-Monmorencyに行くというので、ついでに連れてってもらいました。
モンモランシー滝はケベックシティから車で30分ぐらいのところにあります。
看板を見ていただければわかるように、少し危険ですが、冬の滝は凍りついて、周囲は何もかも真っ白、ナイアガラ滝よりも30メートル高い壮大な滝が見れます。
 

ケベックシティは、冬になるとアイスホテルや花火大会やカーニヴァルがあったりしますが、街観光は正直1日の日帰りで十分です。
写真はPetit Champlainという通りで、ヨーロッパ風の可愛らしい通りです。
クリスマスシーズンに行ったので、聖歌隊が歌い、サンタクロースが子供達と写真を撮ってたりしました。

ケベックシティでの私のオススメはCiel!という回転レストラン
あの高い建物はなんだろうと思い登ってみたら発見しました。
ホテルの最上階にあり、本当に回転します!
レストランは高いけれど、カフェとしての利用もOKなので、ホットチョコレートやクリームブリュレ、あるいはカクテルなんかを飲みながら、ケベックシティの夜景を見れます。

2. OTTAWA
 

オタワはモントリオールからCarpoolingを利用して大体3時間半ぐらい、往復40ドルでした。
Carpoolingはとても便利です。バスや電車を使うよりずっと安いので、ぜひ活用してみてください。
 

オタワはカナダの首都です。
写真は国会議事堂を撮ったもの。
私はタイムオーバーで入場できませんでしたが、国会議事堂の中の図書館はとっても素敵らしいので、もし行くならスケジュールを組んで行きましょう。
またオタワには幾つもの大きな博物館や美術館があります。
私のオススメはカナダ歴史博物館、カナダの歴史をこの博物館に行けば一通り見て回ることができます。
ちなみに木曜日は、平均入場料20ドルの博物館や美術館が入場無料!なので木曜日に早起きして、出来るだけ見て回るのをお勧めします。
 

歴史博物館で特に印象に残ったのは、1995年のケベック独立住民投票のことでした。
独立賛成あ49.42%、反対が50.58%、本当に微差でケベック州はカナダに残ることになったんですね。
 

オタワではJail Hostelに泊まりました!
中は本当に、こんな感じ。昔刑務所だった建物を改装にしてホテルにしてあります。
 

これがお部屋のドアです。下と上に隙間があるので、隣の部屋の音も自分の部屋の音もモロに聞こえます。
なので隣の部屋の人たちが夜中までワイワイ騒いでると、うるさくってとても迷惑です。
とてもユニークな経験(牢獄ってこんなにストレスフルなんだなあ)ができますが、ゆっくり休みたい方には本当にお勧めしません笑
 

お部屋の壁にはどんな囚人がその部屋にいたのかそれぞれ書いてあります。
 

お昼前に宿泊者はJail Hostel Tourに参加できます。
写真は階段を撮ったものです。
自殺者が複数出たために、こうして鉄格子がはめられることになったんだとか。
今は改装されて窓の鉄格子にはちゃんとガラスが張られていますが、刑務所であった時はガラスがなかったそうです。このカナダの冬を窓ガラスなしの、コンクリートの部屋に毛布もなしで閉じ込められる…想像するだけで恐ろしいです。
劣悪な環境で、判決が下されるまでの間、例え無実でも閉じ込められて、待っている間に精神的・肉体的に耐えきれない人が多くいたそうです。
カナダでは1963年まで絞首刑が執行されていました。
死刑囚の牢獄や、絞首刑が執行された場所なども見学できます。

カナダの四季はとても激しく変化するので、同じ街でも、冬に行くのと夏に行くのでは全く違うと思います。
モントリオールに来たら、ぜひ日帰り旅行に挑戦してみてくださいね!

YOKO
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オノザキ ユキ「佐藤さん」と「鈴木さん」同士は罵り合ってもいい!?不思議なギニアの「冗談」

投稿日時:2018/12/31(月) 23:55


 日本はすっかりお正月モードに入っていると思います。ギニアはどんどん暑くなる一方で、クリスマスや年末感は全くありませんでした。ただ、街中に頑張ってイルミネーションを飾っており、夜はたまにクリスマス気分に浸れました。













これでも去年よりは頑張ったクオリティなんです…!



 今回は、ギニア人の中では「文化」「常識」といえる、苗字に関する冗談について、紹介したいと思います。


 まず、ギニア人の苗字についてざっと紹介します。ギニアには大きく3つの民族があり(スースー・プル・マリンケ)、苗字をみればだいたいどの民族なのかわかります。

 そして、ギニア人の苗字のバリエーションはびっくりするくらい少ないのです!よくある苗字はシラ(スースー)、カマラ(スース―またはマリンケ)、カバ(スース―)、ディアロ(プル)、バー(プル)、ルアー(マリンケ)、コリエ(マリンケ)など。体感ですが、周りのギニア人の6-7割がこのどれかの苗字です。

 
 ここからが本題ですが、なんとギニアには「お互いが罵ってもいい苗字」の組み合わせが存在します。例えば「シラさん」と「カマラさん」は相手がどんなに偉かろうが、年長者だろうが何を言い合っても許されます。これは小さい子供でも組み合わせが分かっているそうです。



 よく言われるのは「カマラは泥棒(voleur)だからな」という言葉です。なぜかカマラ=泥棒という冗談があるらしく、シラがこれを言うともう周りは大受けです(もちろんカマラも笑っています)。

 ギニア歴が約
20年になるフランス人の同僚は、シラのことをあえてカマラと呼んだりしています。これを初対面のギニア人にするのですが、もうつかみはバッチリです。うまいなーと思います。



 ギニアでは民族が政治利用されており、現野党はプル族が支持母体となっています。そのため反体制デモなどで、デモに参加するプルの若者がなくなったりすると、民族間の対立にも緊張が走ります。

 こういった民族の垣根を超えたジョークは、民族間の対立などを少しでも和らげてくれるのかなと個人的に考えます。

 それではみなさん良いお年をお迎えください。Bonne année !

Yuki
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KAZUMIエコレスポンサブルな生活

投稿日時:2018/12/17(月) 02:01

 今年私がSNSで数多く目にした記事の一つに、海洋プラスチック問題に関するものがありました。死んだクジラの体内から出てくる大量のプラスチックやウミガメの手に絡んだプラスチック、また海に広がるゴミベルトなど、あまりの衝撃的なイメージに目を見張るものがありました。皆さんはどうでしょうか?

 

 一度の使用で捨てられるストローやプラスチックのフォークやナイフ、ビニールの買い物袋等、リサイクルにも回されないので、ゴミとして捨てられ、海洋汚染の原因となり、多くの海洋生物も被害を被っています。

 

 モントリオールではパリ協定に則り、今年はじめから、以前使われていた薄い買い物用のビニール袋は全面禁止となりました。半年間の移行期間を経て、現在は、ビニール袋は50ミクロン以上の厚さのものかエコバッグのみ販売、使用可能となっています。なぜ厚い買い物用ビニール袋になったかというと、薄すぎるとそのままゴミとしてリサイクルに回されずに捨てられ、先に言ったように海洋汚染や陸汚染の原因となるからです。たとえバクテリアなどで分解されるビニール袋であっても、分解されるのに相当な時間がかかり、捨てられる数に追いつきません。そこで、袋を厚くして袋自体の再利用を促し、捨てるときはゴミ箱ではなくリサイクルボックスへ回収されるべく、厚さを持たせた袋に変わりました。

 ちなみにフランスではモントリオールより一足早く、2016年には今までのビニールの買い物袋から厚いビニール袋へと変わっています。2017年には肉、魚や果物など、食料品を入れるのに必須の小分けのビニール袋もコンポスト可能な袋以外禁止となっているようです。

 

 さて、買い物用ビニール袋は条例によって規定がなされましたが、それ以外にもプラスチック製品を排除していこうという動きがモントリオールのいろいろなところで広がっています。例えば多くのカフェがプラスチックストローを廃止し、紙製などのストローに変えています。また、プラスチックに変わる商品を見かけることも多くなってきました。

 

 そんな中、11月初めにマルシェボンスクールで、今年で第2回目となるfestival de zéro déchet(ゴミゼロフェス)が開かれたので、どんな様子か見に行ってきました。

 当日はオープンと同時に会場に着きましたが、そこにはすでに長蛇の列。50分待ってようやく中に入れるという盛況ぶり。会場が如何せん小さすぎたというのもありますが、それにしても人々の関心の高さをうかがわせます。当日はあまりの人の多さに、カンファレンスには参加できず、出展者のスタンドを見るに留まりましたが、それぞれ再利用とゴミゼロをテーマにいろいろなものを販売しているスタンドを見て回ることが出来ました。

 例えば再利用という観点で見ると、ビニールコーティングされた大きなポスターを利用して作ったエコバッグ、服をリメイクした新しい服、廃棄寸前の野菜を回収して作ったお菓子など。

 またゴミゼロという観点では、数々のお店がビニール製品に代替する商品を売っていました。例えば蜜蝋を使った再利用可能なラップや、サンドイッチやおやつを入れる袋など。カナダではお弁当やおやつにサンドイッチやシリアルを持たせますが、今まではジプロック等の専用の使い捨てビニール袋が主流でした。それに変わって、布製の再利用可能な袋やビニール製でも繰り返し使える袋が出回ってきています。

 ストローもプラスチックに変わって再利用可能なシリコンやメタルのストローが、ストロー洗い専用のブラシとともに売っていました。

 はてはプラスチック製品の代用品だけでなく、普段使うものもゴミを減らす方向で思考を凝らした商品が並んでいます。例えば使い捨てオムツに代わって布製の繰り返し使えるオムツや布製の女性用生理用品、化粧落としのコットンも繰り返し使える布製のものなど。またキッチンペーパーの代わりとなる布巾も洗濯機で洗って繰り返し使用でき、不要になったらコンポストとして廃棄すれば30日弱で土に還るそうです。

 

 また、洗剤や化粧品、お米や豆を量り売りで売るお店などもいくつか出店していました。洗剤や歯磨き粉も一度専用の容器を買って、もしくは家にすでにある容器を持ってくれば、量り売りで売ってくれます。

 モントリオール市内には少しずつですがこうした量り売りのお店が増えてきています。

 

 今回のフェスをオーガナイズした組織の代表の方が言っていましたが、エコレスポンサブルな生活のキーワードはacheter en vrac(量り売りで購入すること。梱包なしなのでゴミを出さない。)と洗って使える再利用可能なものを使うこと。ペットボトルの代わりに水ボトル、使い捨てのコーヒーカップの代わりにマイカップなど。

 

 例えば私が近所のスターバックスでマイカップを差し出すと、スターバックスのカップでなくても、なんの躊躇もなく受け入れてくれます。友人はスーパーの惣菜コーナーで自分のタッパーを持って行ってそれに注文したものを入れてもらっています。お店側も断ることはありません。完全にプラスチックなしの生活は難しいかもしれませんが、一人一人がプラスチックやゴミを減らすよう努力すれば、いまの消費量を大幅に減らすことはできると思います。

(こちらは出店者が掲示していた、年間でどのくらいのゴミが減らせるかを表示したもの)

 

 エコレスポンサブルな生活を少しずつ実践している人も増えているし、興味関心のある人も増えている、そんなモントリオールの現状をお伝えしました。

 

KAZUMI

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