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KAZUMIケベック語を学ぼう

投稿日時:2018/11/08(木) 17:25


 
 モントリオールに来て早1年と3ヶ月。以前住んだことがあるといっても、たったの1年半足らずで、フランス語は初心者だったので、フランスのフランス語とカナダのフランス語の違いなど当時は分かるわけもなく…。カナダ人に「今すれ違った二人組フランス人だよ。発音が違う。」と言われても、へぇと感心するしかありませんでした。

 フランスで8年過ごして戻ってきた今、カナダ人のフランス語(ケベック語と言い換えます)を聞くと、その違いは明らかです。まず発音が全然違う。厳密にはフランスにも地方によって発音の違いはありますが、そもそもケベック語とフランス語は母音が全然違うのですぐわかります。またフランスでは使わない単語や、表現もたくさんあります。今回はこの1年で特に耳にした、気になったケベック語の特徴をまとめてみました。

 

【その1 】

 

ケベック州はカナダの中でも唯一フランス語が第一公用語となっている地域なので、フランス語を守る情熱は並々ならない。フランスでは取り入れられている英語(un anglicisme)もとことんフランス語にする。

 

  • chien-chaud 〔ホットドッグ〕… hot dogの直訳。でもこれは都市伝説なのか、昔の言葉なのか、ほとんど見ません。 今は普通にhot-dogと言います。
     
  •  bienvenue 〔どういたしまして〕… merciに対する受け答えとして、フランスではJe vous en prie.とかDe rien.を使いますが、ケベックではBienvenue.と言います。英語のYou’re welcome.のwelcomeから来ているようです。
     
  • fin de semaine 〔週末〕… フランスでは英語と同じくweek-endです。
     
  • clavarder 〔チャットをする〕… フランスではchatterもしくは tchater。これもあまり聞いたことがありません。そもそもチャットをするという表現がすでに時代遅れなんでしょうか?ちなみにフランス語で「スカイプで話す」はskyperという動詞が使われます。
     
  •  bon matin 〔おはよう〕… これもケベックに来て初めて聞きました。good morningの直訳でしょう。フランスでは朝も昼もbonjour一本です。
     
  • courriel 〔電子メール、Eメール〕… courrier électronique, 略してcourriel。フランスでもcourrielは使われるようになって来ましたが、普段使いはe-mail, mail。
     
  • stationnement 〔駐車場〕…フランスでは駐車場はparkingを使います。stationnementは駐車をする行為のことを指します。


【その2 】

 

フランス語を守ろうとする割には、(他のカナダの英語圏との兼ね合いか、はたまた隣国アメリカの影響か)英語をそのままフランス語風に使うのも全然アリ。

 

  • joke = [une blague] 〔冗談 〕ex.)  C’est une joke.
     
  • cute = [mignon] 〔かわいい〕ex.)  C’est cute ça.
     
  • canceller = [annuler] 〔キャンセルする〕ex.)  Le camping est cancellé.
     
  • checker = [vérifier] 〔 確かめる〕ex.)  Il faut checker la date.
     
  • gang = [le groupe d’amis , la bande]… 日本語のギャングの意味はなく、友達という意味合いで使われます。
     
  • change = [monnaie] … 両替や着替えの意味だけでなく、小銭という意味で使われます。ex.)  Je n’ai pas de change.
     
  • napkin = [serviette en papier] …日本でも紙ナプキンと言いますね。
     
  • fun = [amusant] 〔楽しい〕  ex.) C’était le fun.

 

【その3】

 

フランス語と違った意味を持つ単語。

 

  • misère … フランス語で「惨めな」とか「苦痛」を意味しますが、ケベック語では単に「難しい」を意味しています。 ex.) J’ai de la misère. = J’ai de la difficulté.

 

  • fin(e) …フランス語で「細かい、繊細な」、ケベック語では「優しい」と言う意味でも使います。
    ex.) Tu est fine. = Tu est gentille.

 

  • écœurant …フランス語で「吐き気を催させる、胸をむかつかせる」、ケベックでは正反対の「美味しい」の意味で使われることもあります。

 

  • plate  …フランス語で「平らな」と言う意味ですが、残念[dommage]とかつまらない[ennuyeux]という意味で使われます。男女同形です。 ex.) Le film était plate.

 

  • chialer …フランス語で「泣く」と言う意味ですが、フランスでは日常的に使いません。ケベックでは「不平を言う」と言う意味で頻繁に使います。 ex.) Tu chiales tout le temps.

 

【その4】

 

フランスで聞いたことのない単語、表現。

 

  • niaiser〔からかう、バカにする、ぐずぐずする〕… ケベックでかなり頻繁に聞く言葉です。使い方が多様なので、私も未だに全ての意味を理解できていません。単に「嘘でしょ?!」というニュアンスの時にもTu me niaises. と言うそうです。
    ex.)  Tu me niaises? = Tu te moques de moi? 〔からかってる?〕
           On n’a pas le temps de niaiser. 〔ぐずぐずしている暇はない。〕
     
  • abrier = [couvrir]〔(掛け布団などを)かける〕… 娘が保育園で覚えてきた言葉。私もフランス人の夫も意味がわからず、当初は混乱しました。(辞書で調べて意味を理解しました。)
     
  • tiquidou = [C’est d’accord] 〔オッケー!〕… ケベック歴の長いフランス人の友人がよく使っているので、彼独自の口癖だと思ったら、ちゃんとしたケベック語でした。
     
  • faire le bébé-la-la = [faire le gamin] 〔子供じみた真似をする〕… 4歳の娘がわがままをしたり赤ちゃんみたいな振る舞いをする時によく使います。保育園でもよく言われているようです。

 

  • quétaine = [ringard(e) , démodé, mauvais goût, laid(e)] 〔ダサい、時代遅れな〕… quétaineという言葉をぜひ画像検索してみてください。言葉で説明するより分かりやすいかと思います。

 

【その5】

 

ケベックでは普段使う名詞がフランスのものとかなり違います。気になったものをいくつか…。

 

  • char =  [voiture]〔車〕
  • bec = [bisous] 〔挨拶のキス〕
  • écouter la télé = [regarder la télé]〔テレビを見る〕
  • fermer la lumière = [éteindre la lumière] 〔電気を消す〕
  • foin = argent〔お金〕… foinとは干し草のこと。フランス語でもblé(小麦)がお金を表します。
    ex.) avoir du foin
  • bas = [chaussettes] 〔靴下〕
  • blé d’Inde = [maïs] 〔トウモロコシ〕
  • yogourt = [yaourt] 〔ヨーグルト〕 ※綴りが違います
  • bleuets = [myrtilles] 〔ブルーベリー〕
  • chandail〔上衣、トップス〕…シャツ以外のものはほぼchandailと言えます。
  • tuque 〔ニット帽〕
  • vidange = [déchets, ordures] 〔ごみ〕
  • rabais = [réduction] 〔割引〕
  • sécheuse = [sèche-linge]〔乾燥機〕
  • laveuse = [lave-linge]〔洗濯機〕

 

※ フランス語とケベック語の母音の違いについては、こちらのYouTubeのビデオが面白おかしく解説しています。(とても早口ですが)

 

 

※ こちらはケベック人がケベック語について紹介しているビデオです。フランス人との違いがはっきり分かるかと思います。

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Yokoモントリオールへワーホリ・留学のススメ!

投稿日時:2018/11/04(日) 13:07


こんにちわ!

初めまして!YOKOです。

29歳ギリギリワーキングホリデー(「ギリホリ」とワーホリ仲間の間では呼んでいます)で、
カナダ・モントリオールに10月1日から滞在し始めました。
フランス語学習者の皆様、あるいはこれからフランス語を学びたいと思っている方々へ、
フランス語圏の一つであるモントリオールでのワーホリ滞在記をお伝えしていきます。
今回はフランス語学者の皆様に、モントリオールへワーホリ・留学する素晴らしさをお伝えしたいと思います。

モントリオールへおいでませ!
 


(↑10年ほど前にモントリオールへワーホリに来た兄とその仲間たち。
兄からモントリオールを紹介されて、私はモントリオールに来ることにしたんです!
10年前に友人になった兄たちは今もずっとお友達です。
私もそんなお友達がここ、モントリオールで作れるといいなあ…)


1. ビザが比較的簡単に取りやすい!

私は5年ほど前、フランスにもワーホリしてました。
フランスへのワーホリは、仲介業者を通さずとも、健康保険(最低当時10万ぐらい)、往復航空チケット(10万ぐらい)、キャンパスフランスへの登録料など含め、30万円ほど申請前に支払わねばならず、さらに30万円ほどの残高証明も必要で、大使館まで行って申請しなければならず…
しかもフランスのワーホリは却下される場合もあるので、そしたら準備した保険や航空券はパアになるので、本当に不安で大変でした。

ところが今回カナダへのワーホリを自分で申請してみたところ、
ネットで申請できる!
沢山の日本人がカナダワーホリに行っているので、ネット申請のやり方も色々なサイトに載っている!
家族や住所などの情報と、履歴書とパスポートのコピーを取るぐらいでOK!
事前に飛行機チケット取らなくてOK!
…などなど、フランス・ワーホリ申請よりもずっと簡単で、申請料にざっとまとめて3万円ぐらいかかっただけでした。

しかも申請した次の日に、ビザの許可書が届きました!
(ネットなどの情報によると通常3日~2週間ぐらいかかるそうなので、早すぎて追加書類が必要な通知かと思いとても焦ったぐらいです)

しかもカナダであれば日本人の場合6ヶ月間まで、ビザの申請なしでも滞在できます。
そんなわけで、フランス語圏のワーホリや留学をお考えでしたら、フランスに行くよりずっとカナダの方が門戸が広く簡単です!


2. 思ったよりずっとフランス語圏!困った時は英語が通じる!

カナダ?え?フランス語圏あるの?って方もいますよね笑
私もその一人でした笑

モントリオールを含むケベック州はフランス語を第一言語としていて、第二言語が英語のみんな大体バイリンガルと言われています。
実際来るまでは、まあでも英語圏だからみんな英語の方をよく話してるんじゃないかなと思ったんですが、
街を歩けば、ずっとフランス語の方が聞こえてきます。
お店のレジに並べばまずフランス語ですし、メニューもまずフランス語ですし、駅などの表記や通知もフランス語です。
フランス語がわからないと、恥ずかしいぐらいです。

しかもモントリオールの人はみんなバイリンガル。
フランスの場合は、パリならまあまあ英語が通じますが、フランス語で英語話すんじゃないよと嫌な顔する人もいますし、地方に行くほど英語は通じません。
なのでフランス語でなんて言うか忘れちゃった、ちょっと今急いでてそれどころじゃないって時に、英語が通じるのはとても便利です。
モントリオールの人は全く嫌な顔せずに英語にすぐに切り替えて話を進めてくれます。


3. お洒落で素敵な芸術色豊かな街

モントリオールは、お洒落で素敵な街です。
フランス語を学ぶ人なら、やっぱりフランス語文化のお洒落で素敵なとこが気になりますよね!
モントリオールは、フランスの街に劣らず、魅力的な街です。
 

中央にMont-Royalという小さな山があり、その山を囲むようにして地下鉄が走り、街が広がっています。
なのでMont-Royalに登ると街が一望でき、古くて可愛らしい街並みと、Mont-Royaleの標高よりは高くないビル群や最新現代建築のある景色が見れます。
 


ほとんどの大通りには街路樹が植えられていて、街の隙間にはストリートアートが見られます。
美術館も沢山あり、コレクションはパリの量には及びませんが、常設展にあるコレクションの質はとても高く、ここでしか見られない傑作が並んでいます。
私は美術館巡りが好きなのですが、モントリオールの美術館の常設展を見て(しかも30歳以下なら常設展が無料の大きな美術館があります)、モントリオールに惚れ込みました。
 



大聖堂が幾つかあり、街の至る所に教会があります。
オールド・モントリオールに行けば、面白くて素敵な雑貨屋さんが沢山!
可愛いカフェや、素敵なレストランも沢山!
 


しかもビルやレストランが沢山あるダウンタウンを除けば、山や公園や住宅区には、なんと、沢山リスがいます。
最初はリスがいる!と思ってとても驚きましたが、至る所にいるのですぐに慣れてしまいました笑
 




Plateau地区へ行くと、独特な階段のついた建物を沢山見ることができます。


4. カナダドルはユーロよりずっと安い

今日1ユーロは128円ですが、1カナダドルは86円です。
パリの一人暮らしは800ユーロから1200ユーロぐらいします(日本円で平均13万ぐらい)。
フランスの地方であれば、400ユーロから600ユーロぐらいです(平均6万円ぐらい)。
モントリオールであれば、ルームシェア(一人一部屋ありますよ)で350カナダドルから700カナダドル(平均5万円ぐらい)。
モントリオールで一人暮らしなら600カナダドルから900ドルぐらいです(平均7万円ぐらい)。

なので、日本円から留学を考える場合、モントリオールは比較的安く行けます。


5. 仕事が見つかりやすい

モントリオールでは10年以上前から日本食ブームが続き、沢山の日本食レストランがあります。
英語とフランス語が両方ある程度話せれば、カフェなど、あるいはそれ以上の仕事が見つかるでしょうが、
そうでなくても仕事が見つかるのがモントリオールの魅力の一つです。
英語もフランス語も全く話せない!という状態の人でさえ、日本食レストランの調理場などでお仕事を見つけられます。
また日本食レストランなら、英語がある程度話せるだけで、フランス語はまだまだでもサーバーの仕事が得られます。

私も実際モントリオールに到着後仕事探しを始めたのですが、探し始めて3日後には日本食レストランで働き始めました。
フランスでは日本食レストランでも、日常会話以上のフランス語が話せないと仕事がほとんど見つからないので、そんなに貯金がなくとも来てしまえば仕事も見つかり、なんとか暮らしていけるはずです!


6. 住人たちの人柄が良い

モントリオールに到着したばかりの時、携帯の電波がなかなかつながらず、Google Mapが使えなくて焦ったのですが、
隣の人がwifiを貸してくれたり、自ら携帯のGoogle Mapを使って道を教えてくれたりと本当に親切な人ばかりでした。

フランスの場合だと、スーパーの店員は大体機嫌が悪く、だらだらした印象なのですが、
モントリオールのスーパーの店員は機嫌が良く、気持ちよく働いています。
レストランでも、チップが15%以上確実に払われる習慣のためか、店員はとても気持ちよく対応してくれます。
実際サーバーとして働いてみると、本当にチップは大助かりです。
15%払ってくれると思うと、笑顔でできるだけの対応をせずにはいられません笑

道行く人も、微笑めばほほ笑み返してくれます。


7. イベント盛りだくさん!

Festival大好き!フリーマーケット大好き!コンサート大好き!どんなイベントもあると聞けば行ってみたい!
そんなあなた、モントリオールは世界で最もイベントの多い街の一つです。
夏にはジャズフェス、アートフェス、花火大会など…
冬にはエレクトロフェス、スケート、食のフェスティヴァル…
フリーマーケットはほぼ毎週どこかしらでやっています。
他にもオルガンコンサートが毎週どこかしらの教会で。
夜も入れる美術館、プロジェクターマッピング…
本当に目が回るほどイベントが沢山あります。
 
 
 

10月、沢山の人々が紅葉を見るためにモントリオールに訪れます。
私も郊外まで車でドライヴへ連れてってもらい、紅葉を見に行きました。
こちらの紅葉は、日本とは違い葉が一枚一枚大きいためか、ダイナミックな色合いをしています。
他ジャンタロンマーケット(旬な野菜や果物が安く沢山売ってる!)や週末だけ開いているフリーマーケットを見に行ったりしました。


いかがでしょう?私はこちらに来て2週間でモントリオールがもう大好きになってしまいました!
皆さんにも、モントリオールのことを好きになってもらえるよう、情報を発信していきたいと思います!

YOKO
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KAZUMI夏は短しモントリオール

投稿日時:2018/09/13(木) 20:46

 今年の夏はどこもかしこも猛暑でしたね。日本の猛暑は想像に難くないですが、モントリオールも今年は蒸し暑い日々が続きました。
 ちなみに2週間という短い期間でしたが、旅行で訪れたフランスも毎日暑く、家族や友人宅へお呼ばれの度にクーラーのないフランスのアパートを恨みました。

  
  快晴!のフランスの港町

(*余談ですが、パリの建物は古いので、クーラーが簡単に取り付けられません。モントリオールはパリに比べれば、公共の場所にはほとんどクーラーが設置されています。クーラーのない家も多いですが、今年は窓に取り付けるタイプのものが飛ぶように売れていました。)

 

 そうは言ってもモントリオールの夏は短い!だいたい「夏」と呼べるのは2ヶ月半と言ったところでしょうか?それゆえに、キャンプに行ったり、ベランダや庭でバーベキューをしたり、プールに行ったり、公園で一日中寝そべって本を読んだり…モントリオールの人々は一瞬たりとも夏を無駄にしないように過ごしている印象を受けます。その証拠に、夏は毎週といって良いほどフェスティバルやイベントが目白押しです。例を挙げると、

 

Formula 1 Grand Prix du Canada(F1カナダグランプリ)

Francos de Montréal(フランス語音楽の祭典)

Festival International de Jazz de Montréal(国際ジャズフェスティバル)

Montréal complètement Cirque(サーカスの祭典)

Festival Juste Pour Rire(笑いの祭典)

Piknic Électronik(毎週日曜に開かれるピクニック+エレクトロニック音楽)

L’international de Feux Loto-Québec(1ヶ月間毎週土曜に行われる花火大会)

Matsuri Japon(日本のお祭りもあります) etc.

 

 また、至る所でサイドウォークセール( ventes de trottoir)やフードフェスティバルが開催されます。

 

 このように数多くのイベントが開催されるなか、我が家では8月の終わり、オールドモントリオールのMarché Public dans l’ambiance de 18ème siècleというイベントに行ってきました。
 
 カナダにフランス人が入植してきて、410年、昨年はモントリオール市ができてから375年ということで数々の記念行事が行われていましたが、では、当時の生活はどうだったのかというと、少し想像できませんよね。その想像力を掻き立ててくれるのがこのマルシェ。オールドポートの考古学歴史博物館、ポワンタキャリエールでもう25年もやっている博物館の一大イベントの一つらしいです。
 
 18世紀にモントリオールに初めてできたマルシェを再現したこのイベントでは、茹でたトウモロコシやパン、サラミ、シードルやメープルシロップなどが並ぶかたわら、当時の生活を紹介するスタンドが数多く連なります。かごや箒の作りかた、羊毛からの毛糸の紡ぎ方、鍛冶屋や陶芸のデモンストレーションなど。

    
 
  
 

 モントリオール(当時の名はヴィルマリーVille-Marie)はセントローレンス河(fleuve Saint-Laurent)の河沿いにできた港町なこともあり、船に関するスタンドもいくつかありました。小舟の底にニスを塗って補強をしてみせたり、様々なヒモの結び方(船同士を繋げる結び方やマストに人を掲げる時の結び方等)を紹介したり。

  
 

 当時船は本国フランスとの唯一の交通手段だったので、重要な役割を果たしていたと想像できます。またNouvelle-Franceだけでなく、先住民のスタンドもありました。各スタンドの間には当時の衣装を纏った人々が音楽を演奏したり、寸劇を披露したり。まるで当時の市場に迷い込んだような雰囲気でした。

  

 

 印象的だったのは、箒を作って売っていたアーティストの、「箒に使う草は端まで無駄にならない。硬い部分はcure-dentsとして使っていたのよ。」という言葉。Cure-dents、いわゆる爪楊枝。こちらにも日本の爪楊枝に似たようなものがスーパーの日用品コーナーにありますが、当時はこういったものは無かったわけで、箒を作るときの端の部分を取っておいて、爪楊枝がわりにしたり、焼き菓子の焼き具合をみるための竹串がわりにしていたようです。

 

 

 最終的に、娘は「魔女の宅急便」のキキの持っているような箒をパパに買ってもらい大喜びでした。私はこの、丁寧に使えば最低30年、修理に出せば一生使える箒を使って、いつか娘がきちんとお掃除してくれる日を、首を長くして待つことにします。

   

 


KAZUMI

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KAZUMIモントリオールVSパリ、スーパー事情

投稿日時:2018/08/23(木) 05:43

 海外旅行に行って、現地のスーパーマーケットに入ったはいいが、仕様が日本のそれと違って戸惑った経験はありませんか?

スーパーマーケット一つとっても日本とフランスとカナダではかなり違います。今回はそんなスーパー事情について。
 

フランスは量り売り、カナダは?

 フランスのスーパーでまず戸惑うのは野菜や果物の量り売り。日本のスーパーでは1個、1パック、1束単位で値段が付けられているのに対して、フランスではg単位やkg単位で値段付け(/ 100gもしくは/ le kg)がされています。この場合、自分で必要な分だけ袋に入れて、秤で重さを量ります。スーパーによってはレジ自体に秤の機能がついていて、袋に入れてレジに持っていけば、レジ係が計算してくれるところもありますが、店によっては自分で量って値段シールを出さなければならないところや、秤担当の係に持っていって値段シールを出してもらうところもあります(人員と人件費削減のためにセルフサービスに変わっていっているようです)。


シールを事前に用意する店で用意せず、レジに並んだ挙句に値段シールがないから計算できず、並び直しさせられるということもあるので、注意が必要です。ちなみに1個単位で売っている場合はà l’unitéやla pièceと表示、3個でいくらの場合はle lot de 3と表示されています。

カナダのスーパーは1個単位で値段が決まっていたり、1パックいくらとパック売りになっていることの方が多い気がします。それでも中には重さで値段が決まっているものもあるので、それらを少量だけ欲しいときは量り売りを利用します。カナダの場合、レジに秤機能が備わっているものがほとんどです。ただカナダの場合はアメリカ同様、ポンド(LB)での表示が多いので、注意が必要です。Kgのつもりで購入したら、意外と高かったなんてこともあります。1LBは約453gです。

  

レジ精算à la caisse

 日本では買い物カゴをレジにおけば、レジ係がレジを通したものを精算済みカゴに入れ替えて、会計が済んだ後に精算済みカゴをレジからサッカー台に移して、お客が自分で袋詰めをするのが通常ですが、ここにも大きな違いがあります。まずフランスではお客が自分でレジの台の上にカゴやカートから商品を出して並べないといけません。(ちなみにカートは日本のものより大きく、買い物カゴをセットするタイプではなく、商品を直接カートに入れていきます。)レジの台はベルトコンベアー式になっていて、レジの係は商品をレジに通しながら、すこしずつベルトコンベアーを前に進めます。こうしてあいたスペースに次の客が商品を置いていくといった具合です。レジを通した商品はレジの係の反対側の広いスペースに転がされていくので、それをひたすら袋詰めするのはやはりお客の仕事。日本のようにサッカー台というものは存在しないので、いかに早く、レジ係の流す商品を袋詰めするかが次の客を待たせず、支払いをスムーズにするコツだったりします。とにかく日本の袋詰めはあとでゆっくり式なので、フランスにいた頃はこの違いに最初から最後まで戸惑いました。ちなみにフランス人はどうやっているかというと、特に急ぎもせず、淡々と袋詰めしてから支払いを済ませる人(その間レジ係も後列の人もひたすら待つ羽目に…)、ある程度袋詰めして、支払い金額を言われたら支払いをし、その後、次の人の商品と混ざるのを避けながら商品詰めを続ける人など。でも私のように焦っている風にも見受けられないので、焦る必要はなさそうです。

カナダではどうかというと、システムはフランスと同じなのですが、袋詰め専用の係がいます。係が手伝いましょうかと聞いてくるときは遠慮なくお願いしています。その方が早いので。


便利な配達システム

 フランスでベビーカーを押して買い物に行くときに厄介だったのが、この無駄に長いレジの待ち時間とベビーカーを押しながら重い荷物を運ぶことでした。そこで私達が良く利用していたのは配達サービス。スーパーのお客様カード(無料で会員になれます)を持っていて、指定の区域に住んでいて、かつ購入金額が一定の金額を超えていれば無料で配達サービスが使えました。このサービスの便利なところは、カートごと冷蔵室に保管されるので、冷蔵品も購入できたこと、支払いが自宅で配達時にクレジットカード(la carte bleu)か小切手(le chèque)でできるところでした。水やジュース類、おむつなどかさ張るものや重いものを購入するときには便利でした。

 

 モントリオールにも同様のサービスがあるか調べてみましたが、だいたいは指定時間内に配達をお願いすれば、3$から3,5$の配達料で誰でも利用できるようです。カード会員になる必要はなく、購入金額にも制限はないそうです。こちらはパリに比べて車社会なので、配達を頼む人も、車のない人や車を運転しない人などごく限られた人になるのかもしれません。

 日本とはかなり違うスーパーマーケット事情、参考になれば幸いです。


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KAZUMI誕生日パーティーはピニャータで

投稿日時:2018/07/22(日) 02:28

 今月は2度も娘の友達の誕生日会でピニャータ割りをしてきたので、今回はそのお話です。

 ピニャータ(pinãta)という言葉、聞いたことありますか?元々はメキシコやグアテマラなど、中南米のパーティーやお祭りで行う、くす玉割りとスイカ割りを混ぜたような遊びです。ここカナダのモントリオールは中南米からの移民も多いので、ピニャータ遊びはとてもポピュラーなようです。特に私のいる地域は中南米系のお店やレストランも多く、近所のパーティーグッズを扱うお店のショーウィンドウにはたくさんのピニャータが飾ってあります。

 
 さて、ピニャータの遊び方ですが、写真のような紙製の張り子を子供達が順番に、棒を持って叩きます。

 

目隠しをして3回まわってからスタート。


まわりの友達や大人達の声を頼りにピニャータのところまでいき、あとは力一杯叩く!1人1度に3回までとルールを決めますが、小さいみんなの力では、なかなか割れません。目隠しルールをなくし、1人3回ルールをなくして、3巡しても一向に割れません!


本来は紐を持っている大人がピニャータを揺らしたりして難易度を高くするそうですが、そんなトラップも小さい子供達には必要ありません。最後は大人達も加わってなんとかみんなでピニャータを割り、出てきた大量のお菓子(bonbon)やオモチャ(jouet)に子供達は大喜び!

 

 2回目のピニャータ遊びはメキシコでの生活経験のある日加家族のお宅で。1度目は初体験だった娘も2度目はどうやら要領がわかったようで、ピニャータを叩く姿も勇ましい!


こちらもなかなか割れないピニャータに、目隠しを外し、子供達も何度も何度も叩いて、やっとお菓子を手に入れることが出来ました。どちらの回もみんな楽しんだようです。

 

 ところでこんなに可愛いピニャータ達、叩いて壊してしまうのはかわいそうですね。

 
ネットで調べてみると、どうやらピニャータ自体は悪魔や罪を表しているようです。それを叩いて打ち勝つことによって神の恩恵(=bonbons)が得られるという意味合いがあるそうですが、お菓子やおもちゃに喜ぶ子供達にはそんなことは関係ありません!


 去年の10月末に、こんなに大量のles bonbonsを食べられるのはハロウィンの時だけだよと子供と約束したのに、毎度お誕生日パーティーにお呼ばれするたびにピニャータで遊んでいたら1年に1回ルールは到底守られそうにはありません…。


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