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ジャック・ルネ・シラク元大統領~僕にとってのフランスのイメージ~

Coucou!

Keiです。

先月の9月20日に、ついにラグビーワールドカップ2019が始まりましたね!
僕はその関係で、9月21日から26日まで、ラグビーが有名な地方のフランス人政治家御一行の公務に、
添乗員として同行していました。
当該地域の議長さんは、元マクロン政権の閣僚メンバーで、フランスでは現在も有力な政治家のうちの一人。
例のごとく変更の多い極めて大変なミッションでしたが、周囲の協力もあり、何とか成功を納めることができました。

帰国日の9月26日、彼らも僕らも驚かされたことがあります。
そう、ジャック・シラク(本名:ジャック・ルネ・シラク)元大統領の突然の訃報です。

シラク元大統領は、僕にとっては「フランスそのもの」のような人でした。
1995年から2007年まで、2期連続で大統領を務め、1977年から1995年まではパリ市長として、花の都パリを治めていました。

僕は1985年生まれなので、シラク氏が大統領に就任した頃はちょうど10歳。
当時から親日家で、相撲が大好きだったシラク元大統領。

僕はまだ小さかったので、フランスのことや政治経済のことは全く分かりませんでしたが、
「フランスで一番偉い人が、僕ら日本人の文化について関心を抱き、僕らのことを好きでいてくれているんだ」と、幼いながらも考えていました。

今思えば、それがソフトパワーの一環だったのか・・・。
自分を好いてくれる人を人間は大切にするし、好きになるものなのかもしれません。
不思議と僕もフランスに対して好印象を抱き、なんとなくフランスのことが好きになっていました。

もう一つ印象的なこと、それは、2003年に米国のイラク戦争を公然と批判したことです。
今思えば、シラク氏が元々所属していた政党の特性から見ても明らかなように、上記の批判は完全にゴーリズムの一環であったと思います。
国際社会においてはとても物議を醸したと思いますが、当時の僕は「大国であるアメリカに対して、公然の自分の意見を言う!フランスは、本当になんてカッコイイんだ!!」と、フランスの姿勢に深く共感しました。

2003年、僕は18歳。
受験のために猛勉強をする中、世界史がとても好きだったこともあり、国際政治・国際関係についても大きな関心を抱いていました。
まだハードパワーやソフトパワー、地政学などの政治の重要要素が理解できていなかったこともあり、純粋に「戦争」という行為を行うアメリカを許せなかったし、なぜ日本はそんなアメリカの言いなりになるのか、理解することができませんでした。
そんな中、アメリカに対してきっぱりとNOを突きつけたフランス。
フランス国民の約90%も、大統領の姿勢を支持したそうです。

「例えとても仲が良い相手でも、例え自分より強い相手でも、自分を意見をきちんと相手に伝えることができる」
ポジティブな意味で、僕はフランス人全体に対してそんなイメージを抱きました。

ジャック・シラク元大統領は、僕の物心がついてから、実際に自分でフランス語を学び始めるまで、
僕にとってフランスという国そのものでした。
彼のおかげで、僕はフランスのことが好きになったと言っても過言ではありません。

政治家としてどのような評価が下されているのか分かりませんが、
僕にとっては忘れることのできない素晴らしい方の一人です。

心からご冥福をお祈り申し上げます。

Kei
 

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