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実は階級社会のフランス?~ある行政機関の代表使節団を通じた考察~

Coucou!

ケイです!

フランスはLiberté, Égalité, Fraternité(自由・平等・友愛)を標語とする国です。

この言葉は元々1789年のフランス革命におけるスローガンの1つでしたが、19世紀末の第三共和制時に、正式に標語となりました。

フランス革命は市民革命であり、中流層の市民が中心となって絶対君主制に立ち向かい、そして王様に打ち勝ちました。

また、フランスでは日常的にデモが行われ、国の決定事項や権力者に対して物を申し、時には決定事項を覆します。

このような事例を見ていくと、「フランスは階級等を気にせずに、自分の上司や権力者に対して堂々と意見を言える社会である」と思うかも知れません。

というか、昔は僕はそのように思っていました。

しかしながら、今の仕事を始めて、考えが変わりました。

今では、「実はフランスって未だに階級社会の名残が残っているのかもしれないな。てゆーか、絶対残ってる。」と思っています。

僕は仕事柄、フランスの行政機関とも付き合いがあります。

ここでいう行政機関とは、所謂、フランスの政治家や公務員の方々です。

例えば、ある市の市長及び市役所の代表使節団ご一行が来日される際、その一団に添乗員として同行することがあります。

この手の団体がですね、添乗員としては滅茶苦茶厄介なんです(^^;(笑)

行政機関だからということもあるかもしれませんが、その団体の構成員の方々にとっては、とにかくその使節団の団長が何よりも最優先!

トップが白と言えば白だし、黒と言えば黒になります。

ですので、例えば市長の都合で前日或いは当日に予定が変更になることは日常茶飯事。

その度に我々添乗員はバス会社やレストラン、ハイヤー会社等の関係書記官に頭を下げます(苦笑)

市長が部屋から出てこないから出発時間が遅れるのもしょっちゅうですし、誰も「次のアポイントがあるので急いで下さい」と急かす人はいません。

極めつけは、バスに乗るときやホテルのチェックインです。

必ずトップが先にバスに乗り、先にバスから降り、部屋のチェックインを済ませます。

もう完全に、「飲み会の席で先輩が口をつけるまで絶対に食べ物を先に食べない昭和の上下関係」って感じです。

とても革命を起こした国の人々だとは思えません(笑)

ただ、彼らも僕らも同じ人間なんだと思いました。

革命を起こしたフランスの人々でさえ、組織内で上に楯突いて、上から目をつけられるのが怖いんです。

ましてや、儒教的な歴史的背景を持つ日本人が礼儀礼節を重んじ、組織内において自己保身に走るのは当たり前だと感じています。

ちなみに、僕はお客様にはグッと堪えますが、会社内では上司に言われようが何だろうが、納得がいかない場合は言い返しますし、言うことも聞きません(^^;(笑)

恐らく、僕は出世できないでしょう…(笑)

À très bientôt,
Kei

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