運営ブログ

中世美術館~貴婦人と一角獣~

Coucou!

ケイです。

パリに住んでいた頃は、週末毎に美術館に足を運んでいました。

ルーブル美術館(Musée du Louvre)やオルセー美術館(Musée d'Orsay)、オランジュリー美術館(Musée de l'orangerie)等々、ご存知の通り挙げればきりがないほどたくさんの美術館が、パリにはあります。

数ある美術館の中で僕が一番好きなのが、中世美術館(MUSÉE DE CLUNY, MUSÉE NATIONAL DU MOYEN ÂGE)です。

MUSÉE DE CLUNY, MUSÉE NATIONAL DU MOYEN ÂGE

中世美術館という名前の通り、この美術館は中世ヨーロッパの作品を約23,000点程展示しています。

美術館の建物自体も、元々クリュニー修道会の修道院長の邸として建造され、極めて高い価値を誇っています。

また、この建物の敷地が古代ローマ時代の大浴場跡であることも興味深い点の1つです。

様々に素晴らしい展示がされているのですが、僕がオススメするのは圧巻の巨大な6枚のタペストリー、「貴婦人と一角獣(La Dame à la licorne)」です。

この作品のテーマは不明な時期もあったのですが、現在は「味覚」・「聴覚」・「視覚」・「嗅覚」・「触覚」の五感を表していると言われており、真ん中の1枚は「願望(我が唯一の望み:(A mon seul désir))」を表していると解釈されています。

15世紀末にパリで下絵が描かれ、フランドル地方で織られたと言われているこのタペストリーは、遠近法で描かれてはいません。

それが逆に、とても良い味を出しています。

タペストリーを眺めながら、当時の人々の考えに想いを馳せます。

なぜ、「五感」を表そうとしたのか?
そもそも、なぜタペストリーなのか?
誰のために作成したものなのか?

考えれば考えるほど、想像力が刺激される作品です。

パリにお住まいの方、今後パリに行かれる方で関心のあられる方は是非とも足を運んでみて下さい!

中世美術館
28 Rue du Sommerard, 75005 Paris, France
メトロ10番線、Cluny- la sorbonne駅からすぐ

À très bientôt,
Kei

過去のブログ記事

アップデート

コラム新着